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ウーパールーパーの病気・怪我とその治療・防止について

再生したウーパールーパーのシッポ

ウーパールーパーがかかる病気や怪我について、病状と対策方法をまとめました。

病状に合った適切な治療を施しましょう。

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ウーパールーパーは薬に弱い

エアーレーションを浴びているウーパールーパーまずは基本的な考えとしてウーパールーパーは薬に弱く、薬品類や治療薬は使わない方が良いです。
観賞魚用として売られている薬を規定量使ってしまうと死んでしまいます。

皮膚が敏感な水生生物は皮膚から薬をよりよく吸収してしまい、観賞魚用に売られている治療薬ではダメージを受けてしまいます。

ウーパールーパーもこの性質を持っていて、観賞魚でもナマズ類が同様の性質を持っています。

愛好家の中には薄めることや薬浴する時間を短くし、調節して使う方もいますが加減が難しいので根本を改善して自然治癒するような治療が基本です

薬は絶対に使わないコト!
ロボうぱ

ケガ

手足がかじられたウーパールーパー驚いた拍子に岩などに衝突してしまうことや、他のウーパールーパーに誤ってかじられたりすることで皮膚や体の一部がえぐれ、怪我をする場合があります。

ウーパールーパーは再生能力が高く腕やエラが千切れた場合でも再生することができます。

傷口が化膿しないように早めの対策を行うと効果的です。

腕やシッポであれば再生可能だよ!
ロボうぱ

アクアセイフを投入する

テトラ社から発売されているアクアセイフを投入し、傷の粘膜を保護しましょう

そして細菌が発生しづらいよう綺麗な水を保つよう換水頻度を多くします。
毎日1/3換えるようにして細菌が感染しないように努めて下さい。

治るまでは換水する水にもアクアセイフを投入するようにして下さい。

栄養の高い餌を与える

冷凍アカムシを手渡しで食べるウーパールーパー栄養の高い冷凍アカムシ等を与えることで早く再生することが可能です。

人工飼料は栄養のバランスは良いですが冷凍アカムシと比べて血肉となりにくいので治りが遅めです。

食べ残した餌は雑菌のもとになりますのですぐに取り除いて下さい。

栄養を与えて体の生成を促進しよう!
ロボうぱ

ケガは元通りに治らない?

再生したウーパールーパーのシッポウーパールーパーは体の一部が無くなっても再生することができます。

しかし再生した体は完全に元通りになることはあまりなく、色や形が違って再生することがあります。

環境が悪いと歪な形に再生しやすいため日頃の飼育環境が大切です。

水カビ病

体に白い綿がついたような症状を水カビ病と呼びます。
スレなどにより傷口ができ、傷口に細菌が繁殖することで発症します。

水カビは水が腐っていないと繁殖しませんので飼育水が腐っているということになります。

水が腐りやすい環境

水が腐った原因は水が汚れる量に対して水槽にいる濾過バクテリアの量が少ないためです。

濾過バクテリアが少ないと・・?

濾過バクテリアは食べ残しやフンから発生する汚れである「アンモニア」及び「亜硝酸」をより害の少ない硝酸へと変化させる役割を持っています。

濾過バクテリアの量が少ないことはすなわり「アンモニア」、「亜硝酸」が長期間とどまることになり、水が腐っている状態となってしまうのです。

フンから硝酸までの図

濾過バクテリアの定着場所

バクテリアの住居を多くした濾材濾材はバクテリアの住居

濾過バクテリアは主にフィルターの濾材や砂利などに定着します。

そのため砂利を敷いておらず、濾材が入る量が少ない投げ込み式や外掛け式フィルターを使っている場合は水カビが繁殖しやすい環境にあると言えます。

そのような飼育環境だと「水換えをサボる」、「餌の食べ残しを取り除き忘れる」、「フィルターの目詰まり」、「ウーパールーパーが驚いた拍子に傷ができる」などのトリガーより水カビ病が発生してしまうことになります。

投げ込み式・外掛け式ではダメな理由

投げ込み式フィルター投げ込み式フィルター

単純に濾材が入る量が圧倒的に少ないためです。

例えば一般的な外掛け式フィルターを1とすると外部式フィルターでは20~50の量の濾材を入れることができます。

投げ込み式フィルターや外掛け式フィルターは能力が低いと飛ばれるのはこのためです。

これらは補助的な濾過装置だと考えたほうが良いでしょう。

外部式フィルターの濾材タンク外部式フィルターはこれだけ濾材が入る

バクテリアの投与は意味がない

各社より販売されているバクテリア剤やバクテリアが繁茂しているマットとして売られているものはそれ単体では意味がありません。

バクテリアを投入してもバクテリアが定着する場所がなければそのまま死滅してしまいます。

まずは換水を行う

砂利の掃除水が腐っているため早急に換水を行って綺麗な水にします

4/5程度の量を入れ替えてください。

水を僅かに残しておくと水カビの細菌もそれだけ残ってしまいますが水を綺麗にするバクテリアも残すメリットがあります。

かなり大きく水を入れ替えるため水中ヒーターやお湯を使って水温を合わせるのを徹底して下さい。
温度差があるとショックを受けて弱ってしまいます。

加えて濾過装置の掃除も行い溜まった細菌を吐き出します。

その後は日頃の換水頻度を上げて水を綺麗に保つようにしていれば水カビが繁殖できなくなり縮んでいきますので、ウーパールーパーについた水カビがポロッとれるようになります。

再発防止のために

見つめるウーパールーパー水が汚れる量を少なくする、もしくは濾過バクテリアの量を増やすことで水カビ病を防止します。

できれば後者、飼育設備で対応するのがオススメです。

水が汚れる量を少なくする

フンをしているウーパールーパー水が汚れる原因は食べ残しとフンです。

餌を与えた後、食べ残しがある場合はすぐに取り除き水が汚れないようにしましょう。

特に冷凍アカムシを与えている場合は散らばりやすいので食べ残しが出やすくなるので注意が必要です。

加えてフンを発見した場合はすぐに取り除くことで水質の悪化を食い止めることができます。

しかしウーパールーパーがフンを踏んづけてグズグズにしてしまったり、フンの排出と同時に取り除けるわけではないので濾過バクテリアの量を増やすことが現実的な防止策になります。

濾過バクテリアを増やす

外部式フィルター濾過バクテリアが定着できる場所は水槽内のいたるところにありますが、大部分は砂利と濾材です。

ウーパールーパーに適した粒の細かい砂利を敷くことや、濾材を多く入れれる外部式フィルター(または上部式フィルター)を導入しましょう

外部式フィルターに入れる濾材について

外部式フィルターの濾過槽に入れる濾材は濾過バクテリアが繁茂するタイプの濾材が良いでしょう。

外部式フィルターに付属している濾材セットを使っても良いですが、ウール1枚にして残りすべてをリング上濾材やエーハイムのサブストラットなど濾材バクテリアの住処に重点を置いた濾材を入れることで浄化する能力を底上げできます。

サブストラットが入った濾材コンテナ濾過バクテリアの住処を増やそう

沈まない病気

浮いたウパ4~8cm程のウーパールーパーは沈まず、水面に浮いたままになることがあります。
また体の後ろ側だけが浮いてしまうケースも。

餌を食べているなら問題はありません
沈下性の人工飼料は食べられないため手渡しで冷凍アカムシを与えると良いでしょう。

成長に伴い沈むようになります。

体力が低いウーパールーパーがこの症状になると食事が困難になり弱ってしまうことがあります。
嗜好性の高い冷凍アカムシを手渡しで与えるしか対策方法がなく、ショップで体力のある個体を選ぶことと日頃の飼育環境が重要になります。

田んぼではプカプカ気持ちよさそうにオタマジャクシが浮いていることもあり、病気と言うか性質みたいなものです。

エラが小さくなる、エラがまくれる

小さくなったウーパールーパーのエラエラが小さくなったり、内側にまくれることがあります。

水が汚い状態を維持し続けるとこの症状が発生します。
ウーパールーパーの大きさに対して濾過装置が小さい又は水替え頻度が足りていない証拠です。

エラが小さくなった場合は少しずつエラを戻すことが可能です。
栄養のある冷凍アカムシを与えてエラの成長を促しましょう。

またまくれたエラに関しては残念ながら適正な飼育環境にしても元の立派なエラに戻すことはできません

現在の飼育環境と換水頻度を見直して症状が発生しないようにしましょう。
もしこの症状の兆しが現れた時は早急な対応が重要です。

変態が進んでしまう

変態が進んでしまったウーパールーパーウーパールーパーは通常変態しないサンショウウオですが、環境により変態が始まってしまうことがあります

水槽内の水は蒸発していきますが、あまりに足し水や換水を怠ると水位が少しずつ下がりウーパールーパーが「これは変態しなきゃダメだな(・ω・;)」と感じると陸上で生活できるよう変態が進んでしまいます。

また飼育水が悪いとより変態しやすいようです。

変態が進むとエラが小さくなり、ずんぐりとした体型からシャープな体型へと変化してしまいます。

水位を上げて綺麗な水を保つようにすると変態の進行を止めることができます。
しかし進んでしまった変態を元に戻すことはできません

日頃から換水を怠らないようにし、また水が多く蒸発したら換水または足し水を行うことが重要です。

クロサンショウウオ変態したクロサンショウウオ
この形態に変わろうとしている

まとめ

ウーパールーパーにおこる病気は全て飼育設備や水換えに起因しますが、適切な環境で飼育している場合は病気なんて起こりません

病気の理由としては一番多いのは砂を敷かず、能力の低い濾過装置を使っていることにより濾過バクテリアが少ないことです。
濾過バクテリアの数が少ないとフンから出る毒を処理しきれないため、フンの排出と時間経過で水質が極端に悪化してしまいます。

  • ケガや体の一部がちぎれた場合はアクアセイフを入れて元に戻るまで冷凍赤虫を与える
  • 病気になった場合はまずは飼育環境を見直そう
  • 砂利を入れていないことや、濾過能力の低い外掛け式フィルターまたは投げ込み式フィルターを使っている場合は病気になりやすい

病気になってしまう場合は飼育環境が悪い場合ですので、適切な環境となるように飼育設備の見直しを行いましょう。

濾過バクテリアを増やす方法として一番コストパフォーマンスが高いのは砂利を敷くことです。
病気になるくらいであれば砂利を敷いて濾過バクテリアを増やし、病気になりにくい環境にするのがオススメです。

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