ネオランプロローグス・キリンドリカスの特徴・飼育情報

ネオランプロローグス・キリンドリカス
大きさ目安10cm
飼育難易度気をつけたい
適応水質×:弱酸性
△:中性
◎:弱アルカリ性
性格少し注意
群れやすさ群れない。
遊泳住居周りを地形に沿ってパトロール
値段の目安1,500~2,000円
別名

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主な特徴

「ネオランプロローグス・キリンドリカス」はアフリカのタンガニィカ湖に生息するシクリッドです。

大胆な白と黒のバンド模様に加え、ヒレに美しい青がのる高コントラストの魚。細長い体型もあってまるでカラフルなアメのような熱帯魚です。

その細い身体は岩の隙間に入りやすい体型であり、住居・隠れ場所の確保や岩の隙間に逃げた甲殻類を捉えるのに適しています。

明確な雌雄差はありませんがメスはオスと比べてやや小柄です。

ネオランプロローグス・キリンドリカスとアルトランロローグス・コンプレシケプス
ネオランプロローグス・キリンドリカス
岩場のネオランプロローグス・キリンドリカス
上から見たネオランプロローグス・キリンドリカス

混泳・性格

シクリッドの中では控えめな性格で混泳向きです。

あまり他魚に対してケンカをしかけるタイプではなく、近くに他魚が寄っても根城近くじゃない限り軽くいなす程度で収まります。

とはいえ”シクリッドとしては温和”止まりなので、シクリッド同士の混泳には要観察。シクリッド以外の魚との混泳は比較的大丈夫です。

エサ

グロウを食べに群がるアフリカンシクリッドエサ:グロウ

エサはそんなに選り好みせず、割となんでも人工飼料を食べます

が、水面下までは率先してエサを取りにこない魚なので、ゆっくり沈む顆粒タイプの人工飼料が向いているでしょう。
(底に沈んだエサも好んで拾います)

小さい頃はフレークフードでも良いのですが、顆粒タイプが若魚~成魚まで食べさせやすく使いやすいです。

具体的に言えば「どじょう養殖研究所のグロウ “D クランブル”」が食い感が良く、主に与えていました。それかもう1つサイズの小さいグロウ”C”も良いかと思います。↓これ。

飼育ポイント・注意点

水質が酸性に傾くと少しずつ弱って死ぬためその点は要注意。

底床にサンゴ砂などアルカリに傾く砂利を使ったり、濾過槽にサンゴ砂やカキガラなどを入れたりしてアルカリ性の水質を保つようにしましょう。

サンゴ砂・カキガラを使うだけで飼育に適した水質を長ーく維持できるので、それさえ組み込めば飼育自体は容易です。

個人的な所感

ネオランプロローグス・キリンドリカス

白と黒のバンド模様を持つシクリッドといえばキフォティラピア・フロントーサが代表的ですが、同じカラーパターンを持ちつつ小柄で細身なのが「ネオランプロローグス・キリンドリカス」です。

あちらは水槽下で最大30cmほどとなりますが、こちらは10cmぐらいなので日本のアクアリウム事情によりマッチしています。

岩場に潜むネオランプロローグス・キリンドリカス

カラーパターンはフロントーサとか寄りなんですが、「ネオランプロローグス・レレウピィ」とか「N.ロンギオール」が同属で近縁であり、それらと比べると体型は似てるのに色がぜんぜん違うのはとても興味深いです。
(これだけカラーが違うのにレレウピィと交雑しやすいらしい!)

その他小型でタテジマ模様のアフリカンシクリッドとしては「ネオランプロローグス・トレトケファルス」がいますが、それよりひとふた周り温和で混泳させやすいというメリットもあり、個人的にはシマシマアフリカンシクリッドでは結構お気に入り。

ネオランプロローグス・トレトケファルスネオランプロローグス・トレトケファルス
こいつはシクリッドらしい荒さ

体型もなんかカラフルなアメっぽいのが可愛く、特に網ですくって水にあげたときはツヤツヤしててかなりキャンディな感じでカワイイ魚です。

あとこれは岩場に棲むタンガニィカシクリッド全般に言えるのですが、大きい岩や中位の岩をいくつか組み合わせて配置するとその岩に沿って活動するようになるので観賞が楽しくなります。是非是非石組レイアウトを作ってみましょう。

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犬水ジュン

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