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ウーパールーパーのケガの治療について。再生にかかる時間など

ウーパールーパーのケガした前足

ウーパールーパーのケガの対処を解説。

必要な処置や、正常に再生させるポイント、どのくらいの期間で治るのかを説明しています。

大怪我をしたウーパールーパーの治療レポートや、間違った処置についても触れています。

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症状・原因

腕が他のウーパールーパーに食いつかれた瞬間何らかの拍子でパニックをおこし、水槽に置いてる岩や隠れ家などにぶつかってケガをすることがあります。

またウーパールーパーは目の前を動くものを食らいつく性質があり、それにより他のウーパールーパーに噛まれてケガをしてしまうことも多く、多頭時のケガは共食い、または噛みつかれてのパニックが原因であることがほとんどです。

ケガをした部分は赤い肉が露呈します。

間違った対処

薬は使用しない基本的に薬は使用しないのが原則です。

ウーパールーパーは薬に弱く、商品に記載してある通りに使用すると死んでしまうほど

逆に量が少なくても効かないので調整が難しく、薬による治療はオススメできません。

対処、治療法

四肢が他のウーパールーパー噛まれたウーパールーパーケガした場合、最も効果的なのは自然治癒させることです。

そもそもウーパールーパーは再生力がとても強い生物であり、手足・シッポ・エラのみならず損傷した臓器ですら再生できる能力を持っています。

強力な再生能力を補助し、自然治癒させる方向で対応しましょう。

赤虫を与える

餌を食べるゴールデンのウーパールーパー血肉の形成のために栄養価の高いエサである赤虫を与えるようにします

高い栄養に加え嗜好性も高く、よく食べてくれるので再生に必要な栄養をたっぷり与えることができます。

人工飼料は栄養のバランスは良いものの、冷凍アカムシと比べて血肉となりにくいので治りが遅く不完全なまま再生してしまう可能性が高め

赤虫だと綺麗に再生しやすく傷の治りも早いです。

再生したウーパールーパーのシッポ不完全に再生したシッポ
こうならないよう栄養の高いエサを与えたい

水が腐っていると治らない

ウーパールーパーの水カビ病ケガした初期は腐りやすく水カビが付着することもありますが、再生が始まると水カビは減少していきます。

ですが、数日経っても水カビが減少しない場合はフィルターの能力不足で水が腐っている可能性が高く、その場合は毎日3/4の量を換水して清潔な水を保って水カビを減少させます。

水カビが消えないということは日頃からウーパールーパーに負担をかけていることになり、このような環境のウーパールーパーは短命です。

毎日換水するのは非常に大変ですので、早急に強力なフィルターを設置してあげて下さい。

水が汚く再生が阻害された場合は不完全な再生にも繋がります。

どれぐらいで治る?

砂時計の画像ウーパールーパーの再生能力は驚異的で、正しく処置を行っていれば軽いものであれば一週間もあれば治り、特にひどいものでも2ヶ月ほどで完治します。

以前手足が全て他のウーパールーパーに噛まれるという大怪我をしたウーパールーパーを治療しましたが、1ヶ月半で治療できました。

その際の再生レポートをご紹介します。

ケガの症状

四肢が他のウーパールーパー噛まれたウーパールーパーかなりの数、多頭飼育されていた所から引き取った個体です。

他のウーパールーパーに噛まれて四肢が大きく損傷していました。
骨が見えほとんど動いておらず壊死しつつあります。

多頭飼育は日頃からエサをたっぷり与えないとこのようになってしまうことも。

体力も酷く低下して横たわっており、刺激を与えて僅かに動く程度でした。

初日は輸送中のストレスがあるため、エサを与えずできるだけ刺激を与えないようにしました。

2日目

ピンセットで赤虫を食べさせている様子ケガをしたウーパールーパーには再生を補助するため、栄養の高い冷凍赤虫を食べさせます

自分でエサを食べる力があまり無く、ピンセットで塊を口元に当てると弱々しく吸って食べてくれる程度。
正直治るかどうか不安だったのですが、この時点で治ると判断しました。

ウーパールーパーは再生力が強いので赤虫を食べてくれるなら復帰できます

3日目

ケガ治療中のウーパールーパー(3日目)壊死した部分が腐り落ちました。

これは再生モードに入ったということで、損傷が酷いものを自切して新しいものを1から再生しようとしています。

4日目

ケガ治療中のウーパールーパー(4日目)左後ろ足を残して全て自切するようです。

右後ろ足を見ると水カビも減少していて水も問題無いことが分かります。

水カビ発生から数日経っても減少しない場合は水が腐っていることになるため、飼育環境の根本を解決する必要があります。

本治療環境では水換えは行っていませんが、水が腐っている環境では毎日換水する必要があります

換水するとウーパールーパーに少なからずショックを与えてしまうので、日頃から正しい環境で飼育していることが大切です。

約一週間後(6日目)

ケガ治療中のウーパールーパー(6日目)全て自切し、ここから再生が始まっていきます。

ご覧の通りお腹も膨れて、体力もバッチリ復帰

エサを食べ始めてから数日で食欲が全く問題ないレベルまで戻りましたので、そこからは太る一方でした。

約半月後(18日目)

ケガ治療中のウーパールーパー(18日目)前足にとなる部分が小さく生えました。

1ヶ月後(31日目)

ケガ治療中のウーパールーパー(31日目)前回より前足、特に指部分がハッキリと確認できるようになりました。

肘もできています

約1ヶ月半後(43日目)

ケガ治療中のウーパールーパー(43日目)ほぼほぼ完治です

左後ろ足以外は全て自切して1からの再生ですが、再生したものとは分かりませんね。

栄養が十分与えられないと不完全なまま再生してしまうので、しっかり栄養を与えることが綺麗に再生させるポイントです。

再発予防のため

こちらを見下すウーパールーパーケガをした原因を取り除くこともまた大切です。

尖ったモノは取り除く

ブッシープレコが掃除した岩大怪我をするような尖ったものは水槽から取り除きます

鋭利な岩や尖った流木、欠けた陶器などは傷つきやすいため設置しないほうが良いでしょう。

全く置かないというのがベターではありますが、隠れ家があると落ち着いてパニックになりづらいという側面もあります。

水槽に何らかのアイテムを設置する場合は大怪我のもとにならないか?を考えてみましょう。

多頭によるケガの場合

他のウーパールーパーが原因の場合は水槽を分けて隔離します。

ある程度の大きさの水槽であれば水槽用のセパレータを使って区切ってしまうのがベストです。

特にアルビノアイのウーパールーパーは共食い事故が起こりやすいのでセパレータを使った方が安心です。

まとめ、個人的な所感

ウーパールーパーのケガした前足人工飼料のままだと不完全に再生することも多く、冷凍赤虫でしっかり栄養を与えるのがポイントです。

そのほかフィルターが不十分だと治らないことも抑えておくべきポイント。

特に小さなウーパールーパーからずっと投込式や外掛け式といわれるフィルターを使っている場合は成長に伴いキャパシティを超えていることがほとんど。
ウーパールーパーの表情や体調には表れませんが日頃から負担をかけており、そのような環境では短命です。

成長に合わせてフィルターをスペックアップし、日頃から良い環境を心がけていればケガした時も大事には至りません

水が腐ってないか見直そう:濾過の仕組みを知ってウーパールーパーの寿命を伸ばそう
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