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樹上性カエルのためのテラリウム制作ノート【シュレーゲルアオガエル】

作成したテラリウム

樹上性のカエルであるシュレーゲルアオガエルは臆病なのでテラリウム飼育が適しています。

シュレーゲルアオガエルのためのテラリウム(カエルリウム?ややビバリウム)を作りましたので、その制作過程と作り方を紹介します。

テラリウムは思ったより簡単にでき、また見栄えもスゴイ良いのでもっと流行るんじゃないかと思っています。
普通のプレケースだと味気ないのですがテラリウムで飼育するとスゴイ見栄えするのでオススメ!

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完成したテラリウムのフォトギャラリー

テラリウム
テラリウムの風景
テラリウムの山苔
木の陰から上を見上げるシュレーゲルアオガエル

どうでしょうか。

かなり見栄えのするレイアウトだと自画自賛していますが意外にも簡単に作ることができます。

是非作り方を見てみて下さい。

作るカエルの環境

プラケースに入れられたシュレーゲルアオガエルシュレーゲルアオガエルは樹上性が強い水棲のカエルで田んぼや池周辺に生息しています。

基本的には木や岩場などに隠れて生活しています。

現在プラケースで飼育しているので自然に近い落ち着いた環境にうつしてあげたいと思います。

立体的なレイアウトに

朝霧の様子シュレーゲルアオガエルは地面にいることは稀で木や岩場などにいることがほとんどです。

吸盤が発達しており立体的に動き回るために適した体になっています。

そのためケージにも立体的に動けるようなレイアウトにすることがポイントです。

用意したケージ

GEXのグラステラリウム ナノ立体的なレイアウトには高さのあるケージが必要です。

今回のテラリウムの作成にあたって「GEXのグラステラリウム ナノ」を使用することにしました。

本体サイズが幅215×奥行215×高さ330mmと丁度良いサイズになっています。

あまり小さすぎるとカエルがストレスを感じてしまいますが大きいとレイアウトが大変なためこれぐらいのサイズが良いと思います。

頭上から餌を与えようとするとカエルがビビってしまいますが、横のガラスが開けるようになっており手入れや餌やりの際に驚かせないのでカエルに優しいケージです。

今回は背面もコケを貼り付けるようにするため背面のジオラマは取り外して使用します。

テラリウムに作成に必要なモノ

黒板の前で自己紹介をする新任教師シャレーゲルアオガエルのためのテラリウムに必要なアイテムを説明します。

流木と木の破片

小さな流木が多く入ったバケツ設置することで自然観が出て雰囲気が良くなるほか、ジャングルジムのように配置することで立体的なレイアウトとなりカエルにとって都合が良い環境にすることができます

今回は熱帯魚用に売られていたミニ流木と木の破片を使います。

石なども使ってみても良いと思います。

適当な観葉植物

ドラセナ・コンパクタの鉢自然観を出すために適当な植物を用意します。

今回はホームセンターでミニ観葉植物として売られていた「ドラセナ・コンパクタ」、「ダバリア・ラビットフット」、「ビューカルネア」、あとやすかったので「タマリュウ」を入れてみました。

観葉植物として売られているものは室内の光量で飼育できる植物が多いのでオススメです。

ベストは専門店でテラリウム用として売られている植物ですね。
水槽用の照明で飼育でき綺麗に育つものに限定され売られています。

高いですが。

山苔

アラハシラガゴケ山苔は余ったスペースに埋めたり敷き詰めたりすることでかなり雰囲気がよくなります。

またフンなども浄化作用があり、湿度も保ちやすくなります。

今回使用した山苔は「シノブゴケ」、「アラハシラガゴケ」の2つです。

シノブゴケ」は丈夫な山苔のひとつで三角形状になるように成長し綺麗な山苔です。
今回は壁面に使うことにします。

アラハシラガゴケ」も同じく丈夫な山苔で芝生上の見た目が美しく、今回はグランドカバー、床に敷き詰めて使用します。

シノブゴケシノブゴケ
アラハシラガゴケアラハシラガゴケ

ソイル

カスタムソイルのパッケージ植物の生育のためには栄養を含んだ土が必要です。

その他にも土には排泄物を浄化する能力が備わっています。

土には熱帯魚の水草育成用の底床であるソイルを使用します。

熱帯魚用のソイルは水にひたしてもドロドロにならず、通気性もそこそこあって腐りにくいメリットがあります。

軽石

ハイドロコーン水槽底に詰めて通気性を確保するために軽石を敷きます。

そこそこ小さな粒で通気性の良さそうなものなら何でも良いと思います。

今回作成したテラリウムではハイドロカルチャー用のハイドロコーンを使用しました。

極床「造形君」

極床「造形君」造形君はゼオライト含有の造形材で地形や壁面を作るのに使用します。

水で練って粘土のような感覚で使用できるため簡単に地形を作っていくことができます。

造形君を使うことで壁面や岩場の隙間にコケや植物を差し込むことができるようになります。

更に水を保持する性質がありカエルに適した高湿環境を維持しやすくなるメリットもあります。

量は作るレイアウトにもよりますが4L程度が必要です。
作成したレイアウトでは4L使い切らない程度でした。

テラリウムの作り方・制作手順

コケリウム制作の様子

軽石を敷く

ハイドロコーンを洗っている様子まずは水槽に軽石をひきましょう。

入れる前に水で軽く洗って粉塵を落としておきましょう

熱帯魚用ネットなどネットなどを使うと楽に洗うことができます。

敷く厚さですが底が見えなくなるくらい、具体的には1cmぐらい敷けば十分です。

ハイドロコーンを水槽に敷いた様子1cmほど敷けば十分

ソイルを敷く

ハイドロコーンの上からソイルを水槽に敷いた様子次に軽石の上からソイルを敷いていきます。

ソイルは洗わずにそのまま敷いていきます。

2cmぐらい敷けば良いでしょう。

造形君で地形を作る

造形君を水で練っている様子造形君はバケツなどに入れ水と合わせて程よい硬さに調節して使います。

軽く握って水が滴るくらいが良いでしょう。
水が少ないと造形しづらいですが多いとべちゃべちゃになってしまいます。

水が多すぎたと感じた場合はしぼって水気を抜いてから貼り付けていきます。
作業しやすいような水の量に調節して貼り付けていきましょう。

ソイルの上から造形君で地形と壁を作っていきます

壁を造形君で作ることでかなり雰囲気が出るようになります。

霧吹きがあると作業中に水気を調整できるので便利です。

造形君を貼り付けていっている様子

レイアウトを決め、素材を配置していく

テラリウムの素材、木の破片造形君が床と壁に貼り付けれたらどのように素材を配置していくか決めましょう。

素材を仮で置いてみて試行錯誤してみて下さい。

後から植物を置くことを踏まえて置き場所を考えます。

造形君を盛って地形を作ることも可能ですので考えながら置き場所を決定します。

置き場所が決まったら埋めたり造形君を盛って固定します。

高い場所に素材を設置しようとした場合は落ちてきますので下に別の素材を置いて支えると良いでしょう。

気になった部分は造形君で新たに地形を作ったり削ったりしても構いません。

納得にいくようにしましょう。

テラリウムの構図を考える様子

山苔・植物の植栽

テラリウムのレイアウトの様子地形とレイアウト素材の配置が終わったら壁に山苔を貼り付けていきます

基本的には手で押し込む感じで作業し、細かいところは硬い金属製のピンセットで埋めていきます。

壁に山苔を植え終わったら次に植物を植えていきます

植物を植栽する場合は土をある程度落として植えていきます。
根が大きい場合はカットして小さくします。

植物の植え込み土を落として不要な根はカットする

植える際は造形くんに差し込むような形で植えるか、予め造形君をくり抜いて造形君とともに植えるようにします。

使用した観葉植物の「ダバリア」や「タマリュウ」は大きかったので適当に切って細かくしています。

植物を植え終わったら地面に山苔を隙間ないように敷き詰めていきます

空いてしまった隙間には山苔を小さく千切ってピンセットなどで隙間に植え込んでいきます。

山苔を敷き詰め終わったら完成です。

だいぶ雰囲気が出てると思います!

完成したテラリウム完成したテラリウム

テラリウムの手入れ・メンテナンス

テラリウムと霧吹き作成したテラリウムは霧吹きを行って湿度を保ち、植物に水分を補給します。

1日1回以上、霧吹きで4,5回水分を吹き付けていきます。

植物を植えているところは追加でピンポイントで水分を与えると良いでしょう。

水槽底の軽石部分に軽く水が溜まる程度に量を調節します。

霧吹きを行うタイミングは朝や昼、植物が光合成をし始めるタイミングがベストです。

夜間は水がこもりやすいため根腐れしてしまう可能性が上がってしまいます。
(与えないよりはマシです)

照明

植物の維持・育成のためには「光」が必須です。

部屋の照明では不十分で専用に照明を設置しないと少しづつ枯れてしまいます。

照明を設置することで長期維持することが可能になります。

また照明を設置することで見栄えもよくなり、コケも生育し真新しい新芽が出て来るため非常に綺麗になります。

照明は熱帯魚用の薄型LEDがオススメです。

日光じゃダメ?

強い日差し日光は強力な光ですが強力過ぎてしまいます。

山苔はうっすらした日陰に生えるため直射日光は適していません。
また熱源としても強力でケージ内がサウナになってしまいカエルが死んでしまいます。

日光を利用する場合は少なくとも影になるようにすべきですが、そうすると逆に光量不足になる可能性があるため調節が難しいです。

当てすぎはケージ内の温度が上昇してカエルに厳しい環境になってしまうのでやっぱり熱帯魚用の薄型LEDを設置することをオススメします

まとめ・反省

木にとまるシュレーゲルアオガエルどうでしたでしょうか。

意外にも簡単に作ることでき、またとても見栄えがするのでテラリウムはかなりオススメの飼育スタイルです。

カエルにも落ち着いた環境を用意できるので良いことづくめです。

自分なりの反省点

水浴びするシュレーゲルアオガエル後から小さな灰皿の水場を追加しました。

樹上性のカエルということもあり水場に入り浸るカエルじゃないため霧吹きで対応できると思ってはじめは設置していませんでした。

しかし後から考えた時にカエル的には水場があった方が快適に過ごせるんじゃないかと思って追加しました。

飼育に悩んだ時はカエルにとって何が良いのかを考えるとより良い飼育環境を作ることができます。

「悩んだ場合はカエルの気持ちになるですよー。」

2017/08/21追記:

自ら水場に入る行動が見られたのでやはりあったほうが良いようです。

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