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ゼンスイの水槽用クーラー「ZC-100α」レビュー!

「ZC-100α」の使用感や外観、静音性、オススメポイント、必要部品などなど。

元々水槽用クーラーはテトラのクールタワーを複数台使っていたのですが、その後ゼンスイのZC-100αに買い換えましたので、買い換え理由や使用感、違いなどを述べていきたいと思います。

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そもそもZC-100αに買い換えた理由

30cm海水水槽クーラー破損による崩壊前の水槽

恐らくZC-100αを買う人って、安い水槽用クーラーを使っていたものの、壊れて「やっぱ安もんはダメだ」って思って買う人が結構多いと思います。

私もその一人でした。

以前はテトラ社のクールタワーシリーズ、CR-3(CR-2も)っていう安価なクーラーを使っていたんです。

機能的には満足できるものでしたが、1つ目は2年ほどで壊れてしまい、続けて同じシリーズもの(CR-3)を買ったのですがそれは1年ほどで壊れてしまいました
(水が機械からボタボタ落ちるようになり、冷えなくなりました・・・。)

また同じクールタワーを書い直そうと思ったんですが、当時のネットのレビューを見てみると私のようにしばらく経ってから同様の症状で壊れたという書き込みが見つかり、しっかりしたクーラーを選んでみようと考えました。

ゼンスイは昔から水槽用クーラーとしては定番メーカーということもあり、耐久性が良さそうと判断してZC-100αを購入。

ゼンスイの100αは正直安いクーラーが2~3台買えてしまう金額になりますが、水槽用クーラーを使っていたのは生きたサンゴが入ってる水槽だったため、金額的な損害も大きかったのも後押ししましたね。(サンゴは高いので・・・)

製品概要

それでは製品概要から
(下の画像ではホース類がついていますが、私が取り付けたモノで付属していません)

水槽用クーラー「ゼンスイZC-100α」

ゼンスイから発売されている「ZC-100α(アルファ)」は主に100リットル未満の水槽をターゲットにした水槽用クーラーです。

冷却方式が「チラー式」となっており、エアコンと同様にガスを利用した冷却方式でとても強力に飼育水を冷やすことができます。

適合100リットルというのは周囲温度が30度のときに、25度設定(-5)で使用する場合なので、より温度を下げたり部屋が暑かった場合は対応できるリットル数が少なめになりますね。

温度対応表
設定水温\周囲 気温30℃ 気温35℃
25℃設定 ~100L ~70L
15℃設定 ~40L ~25L

例えばダンゴウオとか寒いトコロに棲む生き物を飼育する場合はより下げる必要があるため適合水量はシビアになります。

自分の部屋の温度と設定水温を考え、必要であれば上のモデルも検討してみましょう。

販売元である「ゼンスイ株式会社」は昔から水槽用クーラーとしては定番メーカーで、日本の会社です。

また一般的な水槽用クーラーと同じく、ポンプは付いていないので別途水中ポンプや外部式フィルターと接続する必要があります。

その他の主要スペック
ホース径 内径12mm
消費電力 50Hz:95W、60Hz:112W
1ヶ月の電気代目安 50Hz:570円、60Hz:672円
「ゼンスイ」は水槽用クーラーといえば定番のメーカー!
個人的なイメージだけど、安くはないもののシッカリしたモノを作っているイメージがあるヨ!
ロボうぱ

メーカーサイト:ゼンスイ「ZCシリーズ」

外観

上から見たZC-100α

上の写真と以降の写真もそうなのですが、本体についているホース類は私が勝手に取り付けた別売り品で付属部品ではないので間違えないようにお願い致します・・・。
(以後同じ。紛らわしく申し訳ございません・・・)

外観はかなり大きめで、テトラのCR-3とかと比べると非常に大きく感じます。

かなり大きい上に排熱のためある程度壁から離す必要があるため、設置場所には要注意。

水槽用クーラー「ゼンスイZC-100α」とペットボトル2Lペットボトルぐらい高い
ZC-100αの大きさ比較長さも2Lペットボトルぐらい

とはいえ大きい分かなり強力に冷えそうな感じもありますね。(実際冷えます)

後ろ側は排気口となっており、作動中は生暖かい空気を排出します。

後ろから見たZC-100α

後ろから内部を見渡すと機械類が見えます。おそらく冷媒のガスが入っているんでしょう。

ZC-100αの内部機械類が見えます
横から見たZC-100α横から

(正面から見て)左側にはヒーターを制御するためのコンセントがついており、ここにヒーター(単品)を接続すれば寒いときはヒーターを作動して水を温めることができるようになっています。

※単なるコンセントでは無くヒーター専用です。

本体前面にはホコリが内部に侵入するのを防止する「フィルター」が設置されており、取っ手を持ち上げれば簡単に取り外せます。

ZC-100αのZC-100αのフィルターを取り外している様子前面上側の取っ手を上に上げるだけ
ZC-100αのフィルターフィルターはこんな感じ

ここはどうしてもホコリが溜まってしまうので定期的な掃除が必要ですが、簡単に取り外せるのは良いですね。
(クリーニングランプが点灯したりします)

本体全面下側に現在の水温表示や、温度設定が行えるディスプレイとボタンがあります。

ZC-100αの液晶部

ボタンは2つのみとなっておりとてもシンプル。

「UPボタン」を5秒間長押しすることで液晶が点滅し、温度を設定することができます
その後は5秒そのままにすれば設定完了です。

一度設定操作を覚えれば後は苦労することはありませんでした。

また水温の他に、冷却中であることや掃除をお知らせする各種ランプも備わっています。

操作に関してはゼンスイのサイトで取説が見れるので、詳しい操作についてはそちらへドウゾ。

関連ゼンスイ株式会社 > お客様サポート > 取扱説明書 > 「取扱説明書ダウンロード」

使用感

それでは実際にゼンスイのクーラーを使ってみてその使用感を述べていきますね。

冷却能力は確か

カンムリハナサンゴ

まず肝心の冷却能力はバッチリです。

45cmキューブのオーバーフロー水槽(メイン77L+サンプ28L)計105Lでサンゴと海水魚を飼育しているのですが、25℃設定であれば全然大丈夫です。

大体気温は30度ぐらいかやや過ぎた程度だとは思うのですが、特に問題なくスペック通りの冷却性能を発揮してくれます。

しかも温度設定が細かく0.1度単位というのも良いポイント

25.0度設定なら、25.5度になったらクーラーが作動しそのまま25.0になるまで作動し続けます。

夏場は25.0~25.5度という少ない幅で保たれるので水温変化による体力消耗を抑えることができ、病気にもなりにくくなるというメリットもありました。

ちなみに冬場は25.0度設定なら、24.5~25.0の間に保たれます。

サーモ、温度計機能付きが便利

ZC-100αのヒーター接続部

ZC-100αは水槽用クーラーでありますが、ヒーターを制御するサーモスタット機能もついています。

サーモスタットに接続する用の単品ヒーターを繋げれば設定温度に冷やすことだけでなく、ヒーターを制御して温めてくれるということができちゃいます。

しかも温度表示機能、つまり水温計機能も付いており非常に便利。

水槽から水温計とサーモスタットという2つの用品が削れるので、水槽周りも多少スッキリします。

サーモスタット別売りのヒーターこういう単品ヒーターが接続可能

音はやっぱりうるさい

しかめっ面をしたペンギンただ冷却時、「ブゥゥゥゥゥゥン・・・」というファンの音が結構するので静音性は期待しないほうが良いです。

私は寝室に置いてますしそこまで音はしないといえばそうなのですが、正直寝室にはオススメできません。

ただ振動音が少ないと言われるペルチェ式に対して、ZC-100αのチラー式は振動音が大きいと言われますがファン音のほうが何倍も大きいので振動音は気になりませんでした。

というかペルチェ式のテトラ「CR-3」も使っていましたけど、音自体はCR-3のほうがうるさかったです。
ZC-100αを「ブゥゥゥウン・・・!」とすると、CR-3は「バァァァァアン・・・!」という感じ。

おそらくファン自体が小さいので、より高回転するためだと思います。

そういう意味では静音性が高いと言えるのですが、正直どの水槽用クーラーも静音性はあまり期待しないほうが良いでしょう。

オススメポイント

耐久性・信頼性

トランペットコーラルとカクレクマノミ

やはりゼンスイのクーラーを選ぶ上で一番の良いところは「信頼性」でしょう。

私が購入したのは2015年の夏前なのですが、2018年の夏前まで3年間問題なく使えておりその耐久性は確かなものです。

メーカー保証も1年ついており、メーカーの自信が伺えます。

特に海水魚やサンゴは1匹1匹が高いので、壊れたときに大損害になりやすく信頼性の高いクーラーを選んでおきたいところです

またゼンスイは国内メーカーなので、信頼性はもちろんのこと点検・修理なども出しやすいのが良いですね。

オーバーホールなども受け付けているようなので何かと心強いです。

参考外部リンク:ゼンスイ株式会社 > お客様サポート > 「オーバーホール」

冷却性能

クダゴンベ冷却方式が強力な「チラー式」のクーラーなので、バッチリ水槽を冷やすことができます。

特に「部屋の温度が高い」、「20度以下に冷やす」場合にはチラー式のクーラーがオススメ。
安いペルチェ式のクーラーだと力不足になりがちです。

また0.1度刻みで温度を設定できるので、細かな調整がしやすくその点でも優れていると言えるでしょう。

冷却だけじゃなく「加温」もできる

ZC-100αのヒーター接続部買う前は知らなかったのですが「ZC-100α」を買って良かったというポイントとして「サーモスタット機能」がありました。

サーモスタットは設定した温度より低くなると接続された水中ヒーターを稼働して、温まったら水中ヒーターを止める器具です。
※ヒーターは別売りです。

ようはクーラー側の温度制御の延長で水中ヒーターも制御してくれるので冷却のみならず加温もできるのです。

買う前は夏場以外はしまっておこうと思っていたのですが、今では通年作動させて25.0±0.5℃を保つようになりました。

あと何気に水温も表示してくれるので水温計機能もあり、何かと便利な水槽クーラーです。

電力効率

万札4枚の画像そのほかゼンスイZC-100αでオススメできるのが電気代の安さ。

ZC-αシリーズは「高性能二重構造熱交換器」により、冷却効率がよくなっており同クラスの水槽用クーラーと比べて消費電力が低いのです。

製品 50Hzの消費電力
ゼンスイZC-100α 95W
テトラCR-3 245W
GEXクールウェイ110 155W

仮に1日のうち1/4ほど稼働する場合、テトラCR-3(245W)だと月1,528円になりますが、ZC-100α(95W)の場合は592円になります。
(1kWhを26円単価で計算)

月間936円も差額が発生し、年間で見れば1万円以上も、9年も使えば10万円という大金に。
長く使うことを考えると消費電力も馬鹿になりません。
※実際の稼働率は環境によっても変わります。参考までに。

ZC-100αは安いペルチェ式と比べると製品の値は張りますが、年単位で使えばこちらの方が安くなるほど電力効率の良い製品になっています。

必要な別売品

後ろから見たZC-100αZC-100αはクーラー本体のみなので、駆動させるには最低でも「ポンプ」と「ホース」が必要になります。

外部式フィルターを循環ポンプとして使用することもできるので、外部式フィルターユーザーならそのまま繋いで使っている人が多いですね

適合ホースは「内径が12mm」のタイプ。

テトラやエーハイムの60cm水槽用外部式フィルターは内径12mmであることが多いので、そのまま接続できたりします。

接続ポンプの選び方

外部式フィルターと投げ込み式フィルター外部式フィルターと接続するのは定番

ただZC-100αは「ポンプ流量:5~15L/min(1時間換算で300~900L)」と表記されていることに注意。

それより早い、または遅いポンプを使うと冷却能力が下がってしまいます。

例えばエーハイム2213だと「50Hz:440L/h」、テトラVX-75だと「50Hz:660L/h」なので適合範囲内です。

関連
エーハイムの外部式フィルター「2213」レビュー
テトラの外部式フィルター「VX-75」レビュー

しかしこれはあくまでスペック上の話で、劣化や詰まり、設置場所の高さにより実際の流量は下がります

ちなみに私はSICCEから出ている「シンクラサイレントの3.0」を使っています。
(内径が違うのでホース変換した上で)

シンクラサイレント

同じ高さで使う場合「2,700L/h」というかなりオーバー流量なポンプですが、高いところにおくと流量が下がるのでどうしてもこういったクラスのものが必要になってしまいます。

高い位置にクーラーをおく場合は高低と流量のスペック表もチェックしておいたほうが良いでしょう。
しっかりしたポンプであれば設置場所の高さと流量に対するスペック表が出ています

シンクラサイレントの高さと流量グラフ

引用元:MMC HPのSICCEポンプページ

またクーラー自体の抵抗もありますのでそれを見越して、余裕のあるポンプを選んでおくと冷却効率が損いにくくなりますね。

外部式フィルターと繋げれば良いんだけど、案外冷却能力を損ねるような流量になってたりするヨ!
特に高いところに置く場合はかなり強力なポンプが必要になるから注意してネ!
ロボうぱ

ダブルタップ

エーハイム2213に付属してあるダブルタップ

必須ではないものの是非取り付けて欲しいのが「ダブルタップ」です。

ダブルタップは水をコックで止めつつ分断することができるパーツで、これを取り付ければ使っていない時や修理などの時にクーラーのみを取り外すことができるようになります。

特に外部式フィルターと接続する場合、クーラーを取り外そうと思ったら外部式フィルターの排水・給水パイプも全て取り外さないといけなくなるので非常に面倒。

やや値は張りますが、後々のことを考えて取り付けておくのがオススメです。

クーラーと外部式フィルター① 外部式フィルターと接続する際
クーラーと外部式フィルターをダブルタップで接続している様子1② フィルター側のダブルタップを外し
クーラーと外部式フィルターをダブルタップで接続している様子2③ クーラーのダブルタップへと接続します
ダブルタップによりクーラーと外部式フィルターが接続された④ 非常に簡単

特にエーハイムの外部式フィルターは最初からダブルタップがついており、クーラー側にダブルタップを繋げればそのまま外部式フィルターとつながるので是非購入しておきたいアイテムです。

まとめ、個人的な所感

水槽用クーラー「ゼンスイZC-100α」テトラのCR-3からの乗り換えですが、結論から言うとZC-100αにして良かったです。

3年経った今でも(まだ)壊れていないので、やっぱり定番メーカーと言われるゼンスイ製だけはあるなぁと感じます。

テトラのCR-2、CR-3なども値段考えると良い製品なんですが、どうしても信頼性の面では不安が大きいです。

特に海水魚やサンゴとかになると1匹1匹が高く、破損した時の損傷がヒドイことになるので、信頼性の高いクーラーであることは思っている以上に重要ではないでしょうか。

ほかにも「ヒーター制御機能」があったり、「水温が表示」されたり、「0.1度単位で設定」できたりと、機能的にも非常に満足しています。

あと買ってから気づいたのですがZC-100αは電力効率がかなり良いのもオススメポイント。

購入時は気づかなかったのですが、少し使えば電気代とトータルすればZC-100αが一番安いんですよね・・・。
(これを書くにあたって気づきました・・・)

値段で躊躇しているなら消費電力にも目を向けてみると良いですよ!

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