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LPSサンゴの飼育について。生育条件や飼育ポイントなど。

カンムリハナサンゴとナガレハナサンゴの接触

マリンアクアにおけるサンゴはソフトコーラル、LPS、SPSに分けられそれぞれ飼育のポイントが異なります。

今回はLPSサンゴに関する飼育ポイントをまとめてみました。

ユラユラ系LPSを長く維持するためのあれこれです。

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硝酸塩濃度は10ppmほど

レッドシーの硝酸塩濃度測定キットLPSサンゴは一般的なサンゴが飼える程度の硝酸塩濃度であればよく、硝酸塩濃度が高すぎないように維持すればOKです。

おおよそ10ppmほどでしたら大丈夫で2ppm~15ppmぐらいが目安です。

逆にオオバナサンゴやブレインコーラル、ハナガタサンゴなど一般的に給餌をしたほうが良いと言われるサンゴは硝酸塩はある程度ある環境でないと調子を崩します。
このタイプは10ppm前後が良いでしょう。

他のLPSも硝酸塩濃度が低すぎる環境は適していません

SPSサンゴを飼育するような2ppmを切るような低硝酸塩環境では逆にポリプが小さく縮小してしまい、貧弱な見た目になる傾向があるみたいです。

照明は低めでも良い

ボルクスジャパンのフルスペクトルLED浅場のサンゴでは無いため強い照明を必要とするものは少なく、むしろ強すぎる照明は嫌います

30cmキューブ水槽であれば20Wのフルスペクトルが1灯で良いと思います。

エサをよく食べるLPSほど照明に対するウェイトは低く、暗い照明でも大丈夫です。

暗すぎてもダメなので深さのある水槽のある場合は水深による減衰も考えて配置すると良いでしょう。

強い水流は必要無い

ウェーブポンプWMP4000のコントローラ調節できるタイプのものが良い

LPSサンゴはは強い水流を嫌います

水流が無くても良いわけではなく、ゆるやかーな水流が全体的にあたっているのを好みます。

ユラユラ系LPSだとゆっくり水流があたっているのが分かる程度、かるくたなびくくらいの水流があれば十分です。

強すぎる照明はストレスを与えてしまいポリプが開かなくなってしまいます。

そのためウェーブポンプは流量が調節できるコントローラー付きのものが育成に適しています

底床について

サンゴ砂が乗ったミズタマサンゴパウダータイプのものは水流にのってしまうため良くない

水槽の底床であるサンゴ砂は水流で舞わないある程度大きい粒のものを選んで下さい。

というのはLPSサンゴは共肉のあるポリプを展開するため、ポリプへの刺激はかなりのダメージがあります。

水流により砂が舞ってポリプに乗っかってしまうと、粘液を出したり縮んだりして取り除こうとしますがこの動作がかな~り体力を使うため弱ってしまいます。

ソフトコーラルだとあまり影響を受けずすぐに元に戻りますがLPSサンゴにとっては大ダメージです。

そのためパウダータイプの砂はLPSサンゴには不適切で、最低でも細目のものを選択しましょう
むしろ砂を入れない人もいるくらいです。

サンゴ砂これくらいの粒のものが良い

サンゴ食性のある魚は入れない

食害にあったオオバナサンゴ食害にあったオオバナサンゴ

LPSサンゴは最も魚から食われやすいサンゴです。

特にオオバナサンゴ、ブレインコーラル、ハナガタサンゴなど大きくぷっくりとしたものが大人気です。

一般的にサンゴを食いにくいと言われている海水魚でもそれらのサンゴは喜んで食べることがあります。

サンゴを食べないという表現は「(SPS)サンゴは食べない」という意味で表現されることもあり、注意が必要です。

それらサンゴを入れる場合は少しでも食べる可能性のある海水魚は入れないほうが良いでしょう。

バーゲスバタフライフィッシュバーゲスバタフライ
サンゴを食べにくいロア亜属のバタフライフィッシュでミドリイシ水槽にも入れられることがあるが、オオバナは食った

長期飼育のポイントは水換え

ホースで排水中の図LPSを飼育する上でいちばん重要なポイントは水換えだと思います。

どうやら水中から摂取する栄養をSPS以上に必要とするようで、栄養が不足するとポリプが縮んでしまったり貧弱な姿に変わっていきます。

厄介なのが長期的に少しずつ貧弱な姿になっていくため、一見問題なく維持できているように見えても栄養が不足していることに気づきにくいのです

数ヶ月単位で見ないと気づきませんし、水槽に導入したての頃は蓄えていた栄養を消費しているらしく、しばらくは元気なポリプを展開するので厄介です。

問題が無さそうに見えても2週間に一度程度を換水することで栄養を補充することがLPS飼育のコツだと感じています。

天然海水が一番良い

沖縄の透き通る海と砂浜水換えに使用するのは天然海水が一番です。

というのは人工海水ではあくまで人為的に海水を再現したものなので本来の海水とは異なりますし、必要な栄養素が欠如している可能性があります。

栄養を色々添加する方法もありますが添加し過ぎは富栄養化を招いてしまいコケの繁茂に繋がってしまいますし、どの栄養が不足しているかは分かりません。

こういう場合は天然海水を使用することが良い結果をもたらします。

特に長期維持が難しいとハナガササンゴは天然海水が適しているでしょう。

人工海水を使用する場合もサンゴ用の栄養素が多いもののほうが良さそうです。

人によって長期飼育は難しいグループ

バケツから水槽に水を注ごうとしている図定期的に水換えしているかどうかでLPSを長期維持できるかが決まってくると思います。

そのため水換えをしないベルリンやナチュラルシステムの場合は相性が悪く、長期維持することは難しくなってしまいます。

逆に言えば定期的に水換えをやっている場合はLPSを長期維持させることも容易です。

長期飼育がしやすいオススメのLPSは?

バブルコーラルとスプリンガーズダムセルユラユラ系LPSで最も長期維持させやすいのは「バブルコーラル」だと思います。

ベルリン+ナチュラルシステムの水換え無し環境の水槽で維持してますが、未だに元気なポリプを展開しています。

他にも同じ水槽でナガレハナ、コエダナガレ、ハナサンゴ、トランペットコーラル等を飼育していましたがバブルだけは別格ですね。

飼育が簡単と言われているトランペットコーラルも死にはしないんですが、長期飼育で見た場合ポリプが縮んでしまい購入時の元気な様子とは全く異なってしまいました。

色がついていないものは他のユラユラ系LPSと比べて安く入手できるのでユラユラ系の入門には非常にオススメです。

水換え無しの海水水槽システムでもオススメできますよ。

トランペットコーラル導入時のトランペットコーラル
トランペットコーラルに入るカクレクマノミ半年でこうなりました。
死にはしないもののポリプが縮んでいます

まとめ、個人的な所感

それではLPSサンゴの飼育に関してポイントをまとめます。

  • 硝酸塩濃度は10ppmが良く、低すぎてもポリプが縮む
  • 強すぎる照明は嫌う
  • 水流も強すぎてはダメ。軽くたなびくくらいあればOK。
  • 底床は水流で舞うようなパウダータイプは避ける
  • 定期的な水換えが長期飼育のポイント

LPSは長く維持されている方もいる一方上手くいかず苦手なジャンルと感じる人もいるジャンルでその差は「水換え」だと思います。

定期的な水換え、できれば天然海水を使えばLPSを長期維持することが可能です。

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