コリドラス・アークアタスの特徴・飼育情報

コリドラス・アークアタス
大きさ目安6cm
飼育難易度気をつけたい
適応水質◎:弱酸性
◎:中性
×:弱アルカリ性
性格温和
群れやすさ条件により群れる。同サイズのコリドラス同士群れる。種類が違うと群れくくなる。
遊泳砂利表面を掘ったりしながら底を遊泳。
値段の目安1,000円
別名コリドラス・グランティ(本来の学名)、コリドラス・アルクアトゥス(アルファベットの読み方違い)

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主な特徴

「コリドラス・アークアタス」は鼻先から背中・尾びれまで繋がる黒いアーチ模様が特徴のコリドラスです。

主にコロンビアから採集されたものが昔から継続的に入荷され、ホームセンターでも入手することができる定番コリドラス。

昔から長らく「アークアタス」の名で親しまれていたコリドラスでありますが、2019年に「Corydoras granti(コリドラス・グランティ)」と新種記載されており、コリドラス・アークアタスはあくまで販売名にしか過ぎなくなっています。

コリドラス・アークアタス
太みのコリドラス・アークアタス健康に育てられたメス個体と思われる個体
コリドラス・アークアタスの頭部
複数のアーク模様のコリドラスがこちらを向いている様子アーチ模様はコミュニティタンクでとても目立つ。

(日本ではまだまだ「コリドラス・アークアタス」として売られているので、本記事でもグランティをアークアタスとして紹介します)

混泳・性格

温和で混泳には向いています。

非常に温和で他の魚にちょっかいを出すことはないため、割りとどのような熱帯魚とも混泳させることができます。

コリドラスは水槽底で活動することから魚の住み分けもしやすく、混泳自体はかなり向いた熱帯魚です。

ソイルとはやや相性が悪め

コリドラスは砂利を掘る習性があるため、底床にソイルを使用している場合は粒を崩してしまいやすくフィルターにドロ汚れが溜まりやすくなってしまいます。

水草を育成のためにソイルを使用する場合は、水槽の一部分だけにして残りは砂利をしくといった敷き分けを行うなど何らかの工夫をするのがベターです。

コリドラスを食べそうな魚とは一緒にしない

コリドラスは他の魚に食べられた場合、ヒレをピンと伸ばし続けることでヒレを喉元に突き刺し、捕食者に重大なダメージを与えるという性質を持っています。

喉元にトゲが刺さることにより出血性ショックで捕食者を死亡させてしまいますので、万が一にもコリドラスを食ってしまうような大きな魚との混泳は避けることが必要です。
(コリドラスも死ぬので共倒れになります)

捕食魚に食べられたコリドラスの死骸肉食魚の口で挟まっていたコリドラス

(ちなみに南米の魚食魚・鳥からはコリドラスが危険なことが認知されているようで、現地では非常に捕食対象になりにくい)

エサ

沈下すれば割とどのようなエサでも食べます。他魚にエサがとられやすいためこの点には注意します。

エサを食べるコリドラス・アークアタス

コリドラスは他の魚と一緒に混泳している場合、エサをあげてもコリドラスに行き渡らないことがあるのでこの点だけ注意します。

エサにありつけていない場合は沈下性の顆粒フードを多めに与えてエサを食べさせる必要があります。

エサを多めに与えることで他の魚が肥満気味になることが気になるようであれば、タブレット状のコリドラス専用フードを使用するのも手です。

コリドラスタブレットを食べるコリドラスたち

タブレット状のコリドラスフードは少しずつ崩れるタイプのエサで、常にエサをハムハムするようなコリドラスには食べさせやすく、中層を泳ぐ普通の魚からは食べづらいエサになっています。

小粒のエサだけでは他の魚がほとんど食べてしまって太り過ぎる、というようなコミュニティタンクでは使ってみると良いでしょう。

(ただしヤマトヌマエビや中型シクリッドがいると普通にかっさらうので効果がないことには注意)

コリドラスは長い間エサにありつけなくても耐えてくれますが、日頃のエサやり時にしっかり観察しておくことがコリドラスのエサやりポイントです。

飼育ポイント・注意点

丈夫なコリドラスと比べるとワンランク飼育が難しいコリドラスなのですが、飼育難易度的には普通レベルです。定期的な水換えと水の汚れに気を使うことが長期飼育のポイントです。

飼育難易度はそこまで難しい魚ではありませんが、水質悪化(アンモニア検出・濾過不足)や、定期的な水換えが行われてないと死んでいく傾向があります。

キレイで新しい水を好むように感じられますので、定期的な換水や水質が悪化しないように丁寧に飼育することがポイントになります。

繁殖

繁殖は非常に難しいです。

コリドラス・アークアタスは定番コリドラスで飼育人口はかなり多いのにも関わらず、趣味で繁殖に成功した(と表に出てきている)事例は数件程度という繁殖困難種です。(私が知っている限りで)

そのため繁殖条件など明確に分かっておらず、手探りで繁殖に望む魚になります。

アークアタスがTポジションをとって繁殖行動をしている動画がYOUTUBEに掲載されていましたので以下にシェアしておきます。

水槽設備はだいぶシンプルですが、やはり落ち着いた環境は必要になるでしょう。

もし繁殖に成功させたらコリドラスマニアでもビックリなレベルです。

個人的な所感

アーチ模様が特徴的で、水槽内で抜群に目立つ良コリなのがコリドラス・アークアタスです。

人気の定番種で飼育人口がかなり多いコリドラスなのですが、実は繁殖させるのはかなり難しく繁殖に成功した人がほとんどいないという意外な一面も持っています。

黒い環境にいるコリドラス・アークアタス砂は暗めの方が色は出やすい
白い環境のコリドラス・アークアタス砂が明るかったり鮮やかなものだとアーチ模様が薄くなる個体が多くなる
(ボトムサンド)

学名は「コリドラス・グランティ」

さてこのコリドラス・アークアタスですが、近年2019年にコリドラス・アークアタスからコリドラス・グランティへと名前が変わりました

まず種の名前(学名)というのは標本に対して付けられるものであり、それが種の代表になります。

コリドラス・アークアタスは1938年にElwin氏によって種として定義され標本が保管されたのですが、そのアークアタスの保管標本がセミロングノーズタイプのコリドラスであることが発見されたのです。

アークアタスの名前で流通しているコリドラスはショートノーズであるため、我々が今までアークアタスだと思っていた魚はアークアタス種ではありませんでした

そこでアークアタスの名前で流通しているショートノーズのアーチ模様を持つコリドラスを別に記載しようということで新種記載されたのが「Corydoras granti」、コリドラス・グランティになります。(2019年)

日本の熱帯魚ショップではコリドラス・グランティという名前は現状全く浸透していませんが、日本で販売されている「コリドラス・アークアタス」はCorydoras arcuatusでは無く、Corydoras grantiになるわけです。

いやーアークアタスでもない魚を80年近くずっとアークアタスって言ってたワケなんですが・・・なかなか興味深い出来事ですね。

学術的には名前が変わりましたがアークアタスの名前はかなり浸透してるので、個人的には今後も販売名は変わらなさそうな雰囲気を感じています。(_ _ )

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