明るく綺麗なバックスクリーン「esAqua ライトスクリーン」レビュー
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光るバックスクリーン!
「esAqua ライトスクリーン」について、パッケージや実際の使用感、水槽に設置した際のイメージの変わり方などを紹介します。
製品の概要
「esAqua ライトスクリーン」はアーチリテイル社から発売の水槽用バックスクリーンライトです。
水槽に単に白色のバックスクリーンをつけてもライトが影となってグレーになってしまいがちですが、それを解決するアイテムが「ライトスクリーン」です。ライトスクリーンはLEDによりバックスクリーンが黒くなってしまうのを防ぎ、美しくライトアップすることができます。
今回紹介する「esAqua ライトスクリーン」は、他にも以下のような特徴があります。
- フック付きで簡単取り付け
- 好みの明るさに調光可能
- 薄さ7~8mmで壁際でも設置可能
- 美しいブルーグラデーション
仕様 | ||||
---|---|---|---|---|
モデル | 消費電力 | 寸法 | 照度(中部) | 色温度 |
W30 | 6W | 横300mm 高300mm |
3,500lx | 6,500~ 7,000K |
W45 | 15W | 横450mm 高300mm |
2,990lx | |
W60 | 12W | 横600mm 高360mm |
2,500lx | |
W90 | 16W | 横900mm 高450mm |
1,600lx | |
W120 | 23W | 横1200mm 高450mm |
1,500lx | |
W30*40 | 12W | 横300mm 高400mm |
2,150lx | |
W30*50 | 12W | 横300mm 高500mm |
1,720lx |
※本記事の情報は2023/08時点で購入したものです。仕様は予告なく変更される場合がありますので注意して下さい。
開封・本体の様子
購入したのは60cm水槽用です。
パッケージは無骨なダンボール箱。
通販で頼んだんですがかなりデカイです。そりゃ60cm水槽用なので当然なのですが・・・。
内容物としては、「本体」「調光コントローラー」「ACアダプタ」「取説」あとは「防水テープ」が付属しています。
本体
本体にまかれているプチプチ君を剥がすと、更に保護フィルムが貼られています。かなり厳重に梱包されており、安心感がありますね。
梱包を開けるとこんな感じで、美しいグラデーション。
表面は完全に平らではなくちょっと歪みがあります(反射が歪む)。事前に調べた情報では「歪みが気になる」とレビューしていた人がいたのでどんなもんかと思っていましたが、個人的には思ったより綺麗な印象です。
他の方のレビューによると「歪みはあるものの使用すると全く問題ない」とのことですので、使って検証してみたいと思います。(追記:点灯すると歪みは全く現れませんでした!)
裏面はこんな感じです。
青色のパネルは本体に固定されており、グラデーションパネルを取り外しできるタイプではありません。
「うまく剥がしたら全面白のパネルで使えるのではないか?」と思って試しましたが、剥がそうとするとなんか丸ごと盛り上がってきたのでほぼ一体化してるみたいです。残念。
本体の厚みを測ると7mmで事前情報通り。取説によると一部モデルだけ7~8mmとのこと。
フック部分も出っ張りがあるので、それを含めると水槽裏は1cmあれば設置が可能です。かなり設置しやすいですね。
端部分は一部汚れているというかかみ合わせが汚い部分がありますが、まぁこの辺は点灯すれば気にならないハズ。
本体以外
本体に同梱の「調光コントローラー」「ACアダプタ」を取り付けると完成です。
光ります!
その他付属品として、水槽とライトの間に水が入らない用の「防水テープ」が付属。
あと取説には保証書がついており、保証期間はお買上げ日より1年とのことです。
設置
さて本体を水槽に設置してみます。
水槽にフックでかけるだけなので設置はとても簡単ですね。見ての通り、水槽背面と壁との間結構キツいんですが、スルッっと隙間に入っていい感じです。
水槽と設置したライトスクリーンの間は少し隙間が出来ますが、点灯すれば気にならないはず。(追記:これ付属のテープで密着可能でした)
使用感・レビュー
さて点灯してみます。
おおーー!!!変わりますねー!!!!自宅の水槽がいっきに水族館チックに早変わりです!
本体自体のグラデーションは「青色」でしたが、実際に水槽で使ってみると「緑っぽい青色」になります。使っているガラス水槽の質、照明との組み合わせにもよるとは思いますが、これはこれで綺麗なので個人的には良し。
そして調光コントローラーがついているので、明るさは100%~0%まで微調整可能。
上記は50%ぐらいですが、これは使っている照明にあわせて調整すると良いです。
私は有茎草メインでライトがかなり明るいため100%が良い感じですが、GEXのクリアLEDパワーⅢとかの控えめライトだと明るさを調整したほうが逆光にならず綺麗だと思います。
表面の僅かな歪みについても点灯時は全く影響していません。
背景がバッチリ明るいので、魚も非常に観賞価値が高まります!写真映えも全然違いますね~~。
ライトスクリーン無しに戻してみます。
うーん、これはライトスクリーン無しには戻れません・・・・!!
防水テープは必須
防水テープが付属していますが、これは重要アイテムでした。
しばらく防水テープ無しで使っていましたが、水換えの時に水が跳ねて背面ガラスとライトスクリーンの間に水が入ることがあります。入り込んだ水は隙間に広がり明らかに見た目が悪くなるので、非常に良くないです。
しかも背面ガラスとライトスクリーンは下の方が密着してるので、放置しても全然乾きません。水が入り込んだら、ライトスクリーンを外して背面ガラス/ライトスクリーン共に拭いてから、設置し直す必要がありやや手間です。
付属の防水テープを使えば水の侵入を防止できるので、これは設置の際に貼ることをオススメします。
テープ自体も厚みがあってはがせるタイプなので、セロテープのような糊(のり)が残ってしまうこともなく良い感じです。
総評
水槽を白い背景にしたいと思って白いバックスクリーンを張っても、ライトで影ができて黒い背景になってしまうんですよね。
私は水草水槽が完成して写真に撮る際、水槽背面に白パネルを斜めに設置して、その白パネルを水槽用ライトで明るく照らすことで白い背景を演出して撮影していました。
コンテストで入賞するような水草水槽では背景が明るくて綺麗な水槽が多いですが、上みたいな工夫が必要になるわけです。
ただ水槽背面はある程度のスペースが必要ですし、あくまで撮影時のみで普段は影により暗いバックスクリーンでした。
さて今回「esAqua ライトスクリーン」を使ってみましたが、これは水槽背面に1cmの隙間があれば設置できるのが非常に良いです。
これを設置するだけで魚・水草・全景全てが常時ドラマチックになります。個人的には白パネルが良かったのですが、グラデーションパネルは非常に綺麗ですね。
表面の僅かな歪みや本体端の接合の汚さなどやや完成度が低いところはありますが、使用時には一切影響しません。このライトスクリーン、60cm用で2万するので購入を渋っていたのですが買って非常に満足しています。
特に水草水槽なら手間もお金もかかっていますから、水草水槽であればライトスクリーンは絶対あった方が良いでしょう。高いのですが鑑賞の費用対効果は抜群です。
これが無い水草水槽には戻れませんね~~。
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