ロイヤルグラマの飼育について!性格や混泳相性、病気の対策について!

最大体長:8cmほど
飼育難易度:★★☆
混泳難易度:★★☆

ロイヤルグラマは体の前後ろで分かれた黄色と紫のツートンカラーが派手な海水魚です。

おもちゃのような体色から定番の海水魚のひとつですが、しっかりした飼育環境を用意してあげましょう。

映画ファイティング・ニモにも出ていましたヨ。(ガーグル役)

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ロイヤルグラマの大きさ・水槽サイズ

ロイヤルグラマロイヤルグラマは小型水槽ながら最大8cmほどとやや存在感あるサイズの海水魚です。

30cm水槽はやや狭いですがロイヤルグラマをメインにした場合は丁度良いでしょう。
30cmならペアで飼育するのが良さそうです。

小さいですが縄張りを作るためコミュニティタンクであれば45cm以上は必要です。

またオスの方が大きく、メスは一回り小さくなります。

水槽におけるロイヤルグラマの遊泳

海水魚が住み着くライブロック岩場の隙間などに巣を作り、巣を中心に活動します。

そのため水槽内でも隠れられそうなライブロックを拠点としてその周辺を遊泳しています。

餌を投与すると率先して突っつきに来るため岩場で餌を待ち伏せするタイプでは無いです。

ロイヤルグラマの性格・混泳

威嚇するロイヤルグラマ威嚇するロイヤルグラマ

ロイヤルグラマは基本的には温和な海水魚なのですが、隠れ家に近づいた魚に対しては排他的です。

近づいてきた場合は追い払うために威嚇をしますが、時折バトルになることもあり小さい水槽での混泳には向いていません。

しかしながら十分な大きさの岩場であると住み分けも可能なのである程度大きい水槽でしたら混泳も十分可能です。

混泳させるためには最低でも45cm以上の大きさの水槽が必要ですが、それぐらいのサイズであれば人気のカクレクマノミと混泳させることもできますよ。

スプリンガーズダムセルとロイヤルグラマ45cm水槽での混泳例
同じライブロックの固まりですが手前がスズメダイ、奥がロイヤルグラマと住み分けができています。

ロイヤルグラマの餌・病気など飼育のポイント

ロイヤルグラマのメスロイヤルグラマは体力はあるのですが、松かさ病にかかりやすいところがあり飼育難易度は普通です。

しっかり海水魚が健康に育成できる環境でないと病気になってしまうため注意が必要で、始めて飼う海水魚というよりかはステップアップにオススメな海水魚だと思います。

とはいえ体力があり丈夫であることは間違いないためちゃんとした飼育環境であれば飼育するのは簡単です。

病気について

鱗が逆だっているロイヤルグラマ軽い松かさ病
鱗が逆立っている

ロイヤルグラマは病気にかかりやすいところがあり白点病や松かさ病などにかかりますが、特にかかりやすいのは軽い松かさ病です。

松かさ病にかかると鱗が少し逆立って鱗が目立つようになります。

原因としては雑菌と体力低下があげられます。

淀みやすい箇所だと雑菌が多く繁殖し、水換えやレイアウトが変更により体力を消耗したタイミングで雑菌から感染して発症することがあります。

治療方法

スポイトから餌を食べる海水魚病気になったら体力を回復させること

対策法として捕まえられるなら薬浴しても良いのですが、環境を見直して自然治癒がオススメです。

というのは危険を察知するとすぐに岩場に隠れるタイプの海水魚なので捕まえづらく捕獲は一苦労で入り組んだレイアウトだと捕まえられません。

それに飼育環境を改善しない限りはまた発症してしまいます。

まず行うことは餌を与える回数・量を多くし食べさせて体力を付けさせることです。
正しい環境で飼われている場合はこれで治ります。

特に冷凍ブラインシュリンプがオススメで、よく食べてくれて体力回復に貢献してくれます。

次にやることは飼育環境の見直しです。

低い硝酸塩濃度(20ppmほど)を維持することはもちろんのこと、全体的にあたる水流を発生させることにより雑菌が繁茂しない環境づくりを行いましょう。

関連海水水槽における水流の効果と必要性

餌・餌付けについて

メガバイトとシュアーロイヤルグラマは人工飼料から冷凍ブラインシュリンプまで基本的に何でも食べてくれます

しかし入れた当初はビビって岩陰に隠れたまま食べに来ないことがあります。

その場合は冷凍ブラインシュリンプを驚かさないように散らしてあげると食べてくれます。

慣れてくると率先して食べるようになりますので、人工飼料に切り換えても構いません。

最初は降下しているモノしか食べてくれませんが、人工飼料に慣れてくると水面に浮いているものもついばむようになります。

繁殖について

スプリンガーズダムセルを見るロイヤルグラマロイヤルグラマは水槽内でも繁殖させることができる海水魚です。

模様などで雌雄を見分けることはできませんが、メスの方が小さいためショップで大きいものと小さいものを購入することでオスメスを入手できる可能性が高くなります。

卵は岩場に産み付けられ一週間ほどで孵化するようです。

稚魚は孵化したブラインシュリンプを食べれるサイズなので育成は簡単です。

あらかじめブラインを沸かしておきましょう。

ロイヤルグラマの入手性・値段

ロイヤルグラマロイヤルグラマの一般的な販売価格は2,500~4,000円ほどとやや高めの海水魚です。

とはいえ水槽に1匹もいれば十分存在感があるのでそこまで高いわけでもないかなぁと思います。

常時販売されている海水魚ではありませんが、定番の海水魚で人気があるため定期的に入荷があります。

ショップ巡りをしたりショップに何度か通えば入手は簡単です。

ロイヤルグラマのサンゴとの相性

ナガレハナサンゴロイヤルグラマはサンゴを食べたり居座ったりしないためサンゴとの相性が良い海水魚です。

派手な体力は綺麗なサンゴで泳がせるとよりいっそう引き立ちます。

おわりに、個人的な所感

ロイヤルグラマ子供が塗ったような2色を塗り分けがとても綺麗な海水魚でマリンアクアを始めたころにいつか飼ってみたいと思っていました。

性格が荒いと言われることもありますがスズメダイ系よりうんとマシです。
隠れ家に近づかない限りは全くの無害です。

一度クダゴンベと文字通り一閃交えた(タックルしあった)ことがありましたが、それっきりですね。

飼育した感じとしては淡水の熱帯魚でいうアピストです。
アピスト好きなら海水版アピストとして飼育を始めて見るのも面白いかな!?と思います!

やや病気にかかりやすいところがあるためしっかりした飼育環境を用意してあげたいところです。

知識がついてきて設備を整備してきた初心者にステップアップとしてオススメしたい海水魚ですネ!

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