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ブロワーを水槽のエアーポンプに!「安永 AP-40」レビュー!

水槽が沢山増えてきたので、エアーポンプからブロワーである「安永 AP-40」に変えてみました。

設置についてや排出力、騒音、使い勝手についてレビューしていきます。

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ブロワーとは?

ブロワーとは主に浄化槽で使われる、空気を排出する器具のこと。

トイレや洗面台の排水とかって普通は下水道に送られるんですけど、田舎とか下水道がひかれてない場合は、地面に埋めた「浄化槽」により下水を処理するんです。

浄化槽のイメージ(環境省のサイトより改変)

出典:環境省ホームページ (浄化槽のひみつ) (分かりやすいようコメント入れや部分削除など加工してます)

「浄化槽」も水槽のフィルターと同じく、微生物(濾過バクテリア)の働きで浄化するモノであり、そのために酸素を強力に送り込むのが「ブロワー」なのです。

まぁブロワーもエアーポンプの一種なわけですが、アクアリウムの趣味レベルだとペット用じゃないクソデカいヤツを「ブロワー」と区別します。

そのほかブロワーは浄化槽のみではなく、養殖場などでも使われています。

買ったブロワー「安永 AP-40」

水槽が10台とか並べていくと、流石に普通のエアーポンプじゃ足りなくなってきたので、「ブロワー行っちゃうか・・・?」と思って試してみることにしました。

買ったのはコチラ「安永 AP-40」です。

ブロワー「安永 AP-40」、本体

AmazonでAmazon’s Choice!!って出てたのと、レビューで静かって書いてたので買ってみました。

本当に浄化槽とか業務用の製品ですねこれ。

ペット用では超大型の「キョーリン ハイブローC-8000」と、定番人気のエアーポンプ水心で一番デカい「水作 水心 2S」とのスペック比較を表にしてみました。

モデル 排出量(L/m) 消費電力(W) 常用吐出圧力(kPa)
安永 AP-40 40 27 12.0
キョーリン C-8000 6.5(50Hz)
8(60Hz)
8.5(High時) 4.0
水心 2S 3.5 3.5(50Hz)
3.0(60Hz)

キョーリンのハイブローもかなり排出量の多いエアーポンプなんですが、それが8Lなのに対しこちらはその5倍もあってマジで段違いです。

しかも圧力も強いんで負荷にも強くて半端ねぇなコレ・・・。

パッケージ・開封

パッケージは用途が用途なんで、ダンボールで無骨な感じ。

ブロワー「安永 AP-40」、パッケージ無骨なダンボールパッケージ
ブロワー「安永 AP-40」、パッケージ開封開けるとこんな感じで

箱を開けると「本体」に加え、「L字ゴムパイプ」、「取説2つ(使用者用と管理業者用)」が入っていました。

ブロワー「安永 AP-40」、内容物

「L字ゴムパイプ」が付属しているのは良いですね。そのままプラ製の配管が安定して繋げます。

本体は流石に大きく、ブロワーっていう感じ。
当然ながら設置は場所は考えたほうが良いでしょう。

ブロワー「安永 AP-40」、本体のサイズ感サイズ感
ブロワー「安永 AP-40」、本体裏側裏側

あとそれなりに重く安定感があります。
とはいえ片手でなんとか持てるぐらいなので、女性でもまぁ普通に持てる重さです。

使ってみた感想

設置・配管の話は置いといて、まずはエアー量と動作音の実使用感を述べます。

AP-40ブロワーを設置した水槽

単純にエアーストーンを単一で繋いでみたら、上記の感じ。

上の画像じゃあんまりパワー分かりづらいと思うんですけど、エアーがグイグイ大暴れというか、ジャブジャブ溢れそうになるほどです。

ブロワー稼働前の水槽この水位で・・・
ブロワーで暴れたエアーレーション溢れそうになる!!

元々水位かなり空けている方なんですけど、それでもグイグイきてあふれる一歩手前。
洗濯機みたいにグイグイ波が前後して焦りました。(´Д`;)

将来見越してブロワー設置したのもあり今は7台ぐらいしか繋いでないんですけど、20台ぐらいはいけそうな感じですね。

キョーリンのハイブローが8Lに対しこちらが40Lなんでやっぱり全然違いましたし、より負荷にも強い(常用吐出圧力が高い)ので一層期待ができると思います。

並べられたザリガニ水槽全部の棚にぎっしり詰めてもまだ余裕があると思う

動作音について

これは僕の感じ方にもよるんですけど、動作音は静かではない、と感じます。

が、ブロワーだからといってウルサイかといえばそうではなく、いわゆる普通のエアーポンプ並ぐらいには静かです。

水作2Sも使っているんですがそれのMAX時の音量と同じぐらいの動作音だと感じます。
(僕そもそも水作2Sは静かなエアーポンプだとは思ってないんですけど・・・)

ブロワー「安永 AP-40」、動作音の測定騒音計で54.5dB
ブロワー「安永 AP-40」、動作音の測定時、相対評価用の水作同様に水作2Sは53.9dB

騒音計で15cmぐらい開けて測定してみたんですが、こっちが54.5dB、水作2Sが53.9dBでまぁ数値上も同じでしたね。

目安としては
40dB:図書館
50dB:静かなオフィス
60dB:静かな乗用車 らしいです。

水作2Sでも十分静かだよ~って、思う人であれば同じ感じに使えるかな?と思います

僕元々とても静かなキョーリンのハイブローを使っていたとこともあって、この点は「ぅ~ん・・・」という感じ・・。

エアーポンプ「キョーリンC-8000」の騒音チェック、静か!!静けさならキョーリンハイブローがダントツで良いです。43.0dB。
(過去の測定ですが、条件はできるだけ揃えてます)

寝室と飼育部屋が一緒なんですけど、寝室で使うんならキョーリンのハイブローの方が絶対オススメですね。

でもブロワーだからといって音が段違いにうるさいワケではなく、普通のエアーポンプ並には静かといったところです。

関連超強力で静音!?エアーポンプ「キョーリン C8000」レビュー!

設置・接続の様子

そもそもペット用の製品じゃないため、そのままではペット規格のエアーチューブを接続すること自体ができません。

そのため自前で配管パイプやらコックやら用意して、DIYする必要があります

僕が作った時のまとめを書いておきます(=゚ω゚)ノ。

配管

ブロワーをDIYしてエアーチューブに繋いでる様子

外形18mmを接続できるL字のゴムホースが付属していましたので、それに加えて外形18mmのパイプとその終端フタがあればパイプ類は最低限揃います

まぁせっかくの強力ブロワーなんで”T字配管”を使い、ラックの棚に合わて分岐させてみるのもブロワーの醍醐味。

パイプや配管はホームセンターに行けばバッチリ揃います。

ブロワー用の配管こういうの
パイプをカットしている様子必要に応じてカット(大変・・・)

私はノコギリで切ったんですけどかなり大変だったので、パイプカッターを買って使うのがオススメです。

この後何度も失敗したので、何度も切って大変な思いをしましたし、ラックに合わせたりとか考えてる場合はメチャ楽になります。(というかノコギリが大変過ぎる・・)

穴を開ける場所を決める

次は配管にエアーチューブを接続できるようにコックをつけて行きますが、まずその前に穴をあける位置をマーカーします。

円の筒で真っ直ぐにマーキングし辛いんですけど、マスキングテープをピンと引っ張ってやるとそれなりにセンターにマークできます。

定規にまずマステを真っ直ぐ張って、マステ側に間隔をマークして、それをパイプに張る・・という流れです。

マスキングテープで綺麗にセンターピンとマステを貼ればガイドに
マスキングテープで配管の中央に揃えるいい感じ!

※輪ゴムを引っ張って固定する方法もあるそうです!ツイッターで教えてもらいました!

あとコックをいっぱいつけようとして間隔が狭くなっちゃうと、コックをねじ込む際に回せなくなるので回転させる分も含めて間隔を考えましょう。

(僕はそれで1本無駄に。最終的に2.5cm間隔になりました。)

コックの穴開け

エアーチューブを接続するコックはアマゾンで20個とか30個入りの海外製品が売られていたので僕はそれを使用しました。

6mm穴のコックだったので5mmの穴を開けてネジこむ形です。(5.5mm穴は後述するけどダメ)

電動ドリルで穴を開けていくワケなんですが、いきなりドリルだと作業しづらいのでプラモ用のピンバイスで少しだけ穴開けるとドリルが当てやすくなります。
(そのままドリル直接あるとどうしてもズレちゃうんで・・・)

ブロワー配管とピンバイスピンバイスでまずドリルを置きやすくする
穴が開けられた配管あとは電動ドリルでグリッと

電動ドリルはホームセンターで売ってる安いやつに、別途5mmのドリルビットを買えばOKでした。(電動ドリルにつけれる口径のを!多分6.35六角になると思います。)

コックのねじ込み

出来た5mm穴にねじこんでやれば完成なんですが、これがかなり硬いです・・・。
配管づくり一番の難所でした。

斜めに入ったコック、最初はこうなる

正直真っ直ぐするのは不可能では・・・?と思うくらいで何本か作って慣れないと角度がバラバラになると思います。

あまりの硬さに5.5ミリの穴に変えてやってみたんですが、そっちは余裕がありすぎてコックがカタカタ言う子もあったので5mm穴じゃないとダメでした。

僕は3本目ぐらいでやっと綺麗にできた感じで、しかも終わった頃には手がヒリヒリで痛かったです・・。

コーキングは要らないと思う

シリコンを塗られた分岐コックコーキングは難しいしあんま意味ない

本来ならこのあとバスコークやシリコンシーラントなどでコーキングすれば完璧なんですが、僕はコーキングはオススメしません

まず5mm穴は本当にキツキツなんでしっかりハメ込めば漏れがそもそもないのと、僅かに漏れがあったとしても元々のブロワーの出力が高すぎて普通に使えます。

加えて念のためコーキングしようとしても今度は逆に塞いでしまうリスクがあったり、うまくコックの可動部に触れないように基部にしっかり塗ろうとすると滅茶苦茶難しいんですよ。

ブロワー配管、コーキングが適度に塗れてないケースこれ上部が塗れてないですよね。シビア。

僕も最初コーキング塗ってたんですけど塗りすぎちゃってコック自体が使えなくなったり、逆に塗れてなくて固定できてなかったりダメでした。

しかもコーキングしちゃったコックは再利用ができず廃棄するハメになったので、よほど神経質にならない限りは強くねじ込みさえすれば良いと思います。

工程のまとめ

今までの工程を以下にまとめておきます。

  1. ホムセンで配管を揃える
  2. パイプを適度にカットする
  3. 予め定規などにマスキングテープ(以下マステ)を直線に貼り、2.5cm間隔でマークする
  4. パイプにマステをピンと張って直線になるようにして貼る
  5. 配管にマステのマークを元にドリル位置をマークする
  6. 電動ドリルが固定できるようピンバイスで配管に少し穴を開ける
  7. 5mmのドリルで穴を開けていく
  8. コックをねじ込んでいく

こうやって見ると凄い簡単に見えるんですけど、まず必要な工具が「パイプカッター(orノコギリ)」、「マスキングテープ」、「定規」、「ピンバイス」、「電動ドリル」、「5mmのドリル ビット」とか多かったり、そもそも道具用意しても作るの凄い大変なんで正直本当に水槽フリークスじゃないとめっちゃキツいです。

特に一番キツのがコックのねじ込みで、「角度がズレた汗汗」って思って力を入れる角度を変えたら、次は空回りして全然入らなくなるようになったりと、かなり労力がかかりました・・。
グイグイ回していくのも力がいりますし手も痛くなります・・・。

あとはパイプのカットも大変でしたがこれはパイプカッターを使えば楽だと思います。

でもアマゾンでみたら水槽用に作成された配管が普通に売ってたので「大変そうだなぁ・・・」って思うなら以下のようなものを買う方が本気でオススメ

僕は何度も失敗繰り返して、その度にホームセンターで部品とか工具を買い直したりして、結局3日ぐらいかかっちゃいました・・。

まぁDIYも楽しいんですけどね~~(≧Д≦)。

エアーポンプとしての総評

AP-40ブロワーを設置した水槽

長くなりましたけど、水槽用エアーポンプとして使用感をまとめます。

やはりブロワーというだけあって、大型水槽用エアーポンプと比べても段違いに排気量が大きいのは凄い

水槽が増える将来見越して買ったんですけど、10台~20台の水槽ぐらいは強めにカバーできそうで滅茶苦茶余裕がありました。

動作音に関しては並のエアーポンプと同等、というか水作2Sと同じくらいなのでブロワーだから・・とビビッってるほどうるさくは無いと言う感じですね。

ただ僕は寝室に置いているんで「ちょっと気になるなぁ・・・」というのが正直なトコロ。うるさくはないんですけど、寝室にはキョーリンハイブローを置きたいかなぁ、と思います。

とはいえ一般的なエアーポンプの動作音で、キョーリンハイブローの5倍以上のパワーがあるので、それを考えるとかなり静かであることは間違いないんですよね。
並のエアーポンプ動作音で流量がおかしい、そんな感じです。

ブロワー配管でシステム化されたエアーコック分岐配管も醍醐味!!(≧Д≦)

ラックに何段も水槽並べるようなら「ブロワー以外はあり得ないのでは?」と感じるぐらいは世界観が変わりますので、水槽が増えてきたコレクターやブリード目的になら是非是非ブロワーを使ってみて下さい~。

あとエアーチューブに繋げれるようにするためにDIYしたんですけど、これはとても大変でしたので、アマゾンとかで作られた分岐管を買う方がオススメです!

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