同じ水槽で金魚と熱帯魚は飼える?熱帯魚との混泳について!

金魚と熱帯魚と一緒に入れるべきではないとされていますが、しっかりポイントを抑えれば十分可能で、同居している愛好家も多くいます。

金魚と熱帯魚を一緒の水槽に混泳させる場合のポイントと、金魚と相性の良い熱帯魚などを解説。

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結論から言って「可能」!

エンゼルフィッシュとラスボラ・ヘテロモルファ結論から言って、金魚と熱帯魚に一緒に飼うのは可能です。

金魚と熱帯魚には棲む環境に大きな違いがありませんため、同じ水槽で一緒に生活することができます。

ただし金魚が5度~29度の水温に適応するのに対し、一般的な熱帯魚が生息できるのは23度~29度の間なので、冬場は水中ヒーターを使うことが必須となります。

要するに水中ヒーターを設置さえすれば熱帯魚と金魚は一緒に飼えるというワケです。

温度設定可能な水中ヒーター金魚用の低温のものではなく、熱帯魚用を
ウパみ
ヒーターを入れたら何でも飼えるってコト?

ネックとなるのは金魚の大きさ

大きな黒出目金ただし同じ環境に住めるのと、相性が良いかはまた別の話。

熱帯魚と金魚を混泳する上で最もネックとなるのが金魚の大きさです。

金魚は成長すると大きなもので30cmを超える場合があり、口に入る小さな小魚だと食べてしまいます

もちろんすぐに大きくなるわけではなく、大きくなるには何年も必要ではありますが、少し成長するだけで口に入るような小さな魚は避けるべきです。

例えばネオンテトラだと成長しても3cmほどにしかならないため、金魚が10cm~15cmあたりになると食べられてしまいます。

金魚はメダカと相性が悪いと言われるのもコレが理由で、口に入らないサイズであるか?成長した金魚に食べられないか?はまず抑えるべきポイントになります。

魚は基本的に、口に入るものは何でも食べてしまう生き物なんダ!
ロボうぱ
ウパみ
じゃあ食べられない大きさなら何でも良いってコト?
熱帯魚側もちょっと相性を考える必要があるネ!
ロボうぱ

混泳する熱帯魚の性質も考える

アジアアロワナ金魚の性格は温和でケンカすることはありませんが、熱帯魚には様々な性格の魚がいます。

中には邪魔だと思ったら突いたりしてイジメる魚もいるため、同居する熱帯魚の性質は考える必要があります。

大抵の熱帯魚は混泳に向いた温和なものばかりなのですが、中には長いヒレを好んでつつく「スマトラ」、テリトリーを激しく守る「フラワーホーン」、長い尾ビレに反応する「ベタ」、「フグ類」など、金魚と相性の悪い熱帯魚は少なくありません。

金魚がいじめられないためには、同居させたい熱帯魚の性質を知り、大丈夫そうかを見極めることが重要です。

ショーベタ(メタリックブルー)ベタ
長いヒレを持つ魚には闘争する
ピラニア・ナッテリー当然ながら凶暴な魚は一緒に入れれない
ウパみ
例えばどんなのがあるの?

金魚と相性の良い熱帯魚

金魚と一緒に飼育する熱帯魚として、大きさと性格を考慮して相性の良い熱帯魚をいくつか紹介します。

カージナルテトラ

カージナルテトラ「カージナルテトラ」はネオンテトラとよく似た魚なのですが、一回りほど大きく成長し赤が強い熱帯魚です。

体高もあるため、口に入りにくいのでそれなりに金魚と混泳させることができます。

MAXサイズまで育った金魚はこれでも食べてしまうこともありますが、成長するまで何年も時間がかかるため、成長してからまた考えると良いでしょう。

金魚が大きくなるまでにはカージナルテトラの方が寿命で死んじゃうと思います(¬з¬)

プラティ

複数のミッキーマウスプラティ同じく代表的な熱帯魚である「プラティ」も金魚と混泳相性が良いです。

可愛いトイカラーの体色模様と、増やしやすい性質で初心者に人気の熱帯魚。

大きさは4cmぐらいに成長するのでよほど大きい金魚以外は混泳できます。

ただし金魚がいると稚魚が食べられてしまって増えてくれないので、別居したほうがプラティとしては楽しめるとは思います。

カージナルテトラもそうなのですが、同居する際は食べられない大きいサイズの子を選んで下さい。

いくら理論的に同居可能だとしても、口に入れば食べます。

コリドラス類

コリドラス・ステルバイコリドラス・ステルバイ

「コリドラス」は水槽下部で生活して、底をホリホリしてエサを探す可愛い熱帯魚たちです。

大きさは4cm~6cmほどに成長し、温和な熱帯魚であります。

コリドラスの中でも大きくなるコリドラス・ステルバイやコリドラス・コンコロールなどの種類が相性良いですが、食べられさえしないサイズであればどれでもOKです。

ただしコリドラスはヒレに尖ったトゲを持つため、口に入るサイズは絶対に避けて下さい

食われた際に喉に詰まり共倒れになる場合があります。

コンゴテトラ

コンゴテトラ

「コンゴテトラ」は体長10cmほどの虹色に輝く体色と長いヒレが美しい熱帯魚です。

先述した魚たちと比べてかなり大きいので食べられるという心配がありません。

金魚には無いカラーなので、違った魅力がありますね。

群れで泳ぐ性質があるため、まとまった数で入れるとより楽しむことができます。

プレコ

タイガープレコタイガープレコ

壁に張り付く奇妙な体型の熱帯魚である「プレコ」も金魚と相性の良い熱帯魚です。

コケや藻を食べてくれるので昔は定番の掃除屋さんでしたが、大きくなるため小さなオトシンクルスに掃除屋としての人気は譲りがち。

とはいえ、大きくなる金魚には食べられないサイズに成長するプレコは相性バッチリ。

水槽に生えた藻やコケを掃除してくれるメリットもあります。

ただしプレコの中にはかなり大きくなる種類(セイルフィンやヒポ)がいるので注意。

オススメは「タイガープレコ」、「ブロンズプレコ」、「キングタイガー・ペコルティア」など、10cm~15cmクラスのプレコが良いでしょう

紹介したのはごく一部!その他にも様々な熱帯魚と混泳できるヨ!
ロボうぱ

まとめ、個人的な所感

グリーンネオンテトラ水中ヒーターを設置することで、熱帯魚を飼育することが可能になりますが、金魚と相性が良いか?は考える必要があります。

まず第一に金魚の大きさ、および成長サイズを考えつつ、同居させたい熱帯魚の性質を知ることが重要です。

熱帯魚と一口に言っても、肉食魚で有名なアロワナ、ピラルクーも熱帯魚ですし、小さなネオンテトラだって熱帯魚に入ります。

  • 水中ヒーターを入れることで熱帯魚と金魚は同居が可能
  • 金魚は大きくなるので、ある程度の大きさの熱帯魚が良い
  • 熱帯魚には長いヒレをつつく魚もいるので注意

混泳可能な熱帯魚として、例には5種類しかあげませんでしたが、他にも「パールグラミー」、「ブラックモーリー」、「コロンビア・レッドフィン」、「ペンギンテトラ」、「サカサナマズ」、「トランスールーセントグラスキャット」・・・、など様々な熱帯魚が同居可能です。

興味があれば是非チャレンジしてみて下さい。

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