ハタタテハゼの飼育について。餌や混泳、飛び出しなど!

ハタタテハゼは綺麗な赤と白のグラデーションで、背びれが旗のように長い小型の遊泳ハゼです。

綺麗・温和・丈夫・安価が揃った海水魚でとても人気があり、様々な水槽のタンクメイトに選ばれています。

そんなハタタテハゼの飼育に関するあれこれをまとめました。

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飼育パラメータ表

ハタタテハゼの飼育に関してざっくりパラメータで表したものが以下です。

飼育難易度 ★☆☆
大きさ ★☆☆
混泳難易度 ★☆☆
臆病さ ★★★
サンゴ食性 ☆☆☆
レア度 ★☆☆

飼育に関してはとても簡単な部類です。
小型のハゼのため体力は高くありませんが病気に強いため、丈夫とされているカクレクマノミより飼育が簡単な海水魚だと思います。

大きさ

ハタタテハゼハタタテハゼは最大6cm程の大きさになり、小型水槽でも終生飼育が可能な海水魚です。

水槽サイズが30cm以上であれば十分飼育が可能です。

性格、混泳について

2匹のハタタテハゼ温和な性格で他の魚に攻撃することはありません。

むしろ臆病な性格をしており、飼育者が近寄ったり振動が発生した場合はすぐにライブロックに隠れてしまいます。

また水槽内にハタタテハゼより大きな魚や強そうな魚がいる場合はライブロックに隠れがちになってしまい、中々姿を見せてくれない場合があります。
まずはハタタテハゼを先に水槽に入れて完全に水槽内に慣らしてから、他の魚を追加するのがベストです。

奥に隠れがちになってしまった場合でも前に出ても安全だと判断した場合は前に出てきてくれるようになりますが、大体1ヵ月程はかかってしまいます。

混泳について

サンゴにたたずむキイロサンゴハゼハタタテハゼ自体が危害を加えることはないため、温和な性格の魚であれば混泳可能です。

すばしっこいため気性が荒い魚とも混泳が可能な場合がありますが、奥に隠れて出てこなくなるためオススメはしません。

相性の良い海水魚

ハタタテハゼに全く見向きもしない小型の海水魚であれば驚かせることはないため、ハタタテハゼが水槽の前に出てきやすくなります。

例えば小型ブレニー類、クダゴンベ、キイロサンゴハゼ、ハタタテネジリンボウなどの海水魚であれば全く問題ないでしょう。

そのほか混泳可能な海水魚

攻撃性の低い温和なスズメダイやバスレットなども混泳には向いています。

種類で言えばカクレクマノミやロイヤルグラマなどになります。

ただ目につくと攻撃しないものの近づいて威嚇行為を行うため、完全にハタタテハゼが水槽に落ち着いてからの導入をオススメします。
完全にレイアウトに慣れた後では性格が図太くなるため、新しい魚がちょっかいを出しづらくなり、またちょっかいをかけられても気にしないようになります。

導入する場合はハタタテハゼよりは極力小さいサイズを選んであげてください
大きい場合は気が強くなっている場合があるのでハタタテハゼを威嚇する場合があります。

他の魚と比べハタタテハゼが大きい場合は比較的うまく混泳しやすいでしょう。
水温合わせ中の魚

水温に関して

「23度~27度」が快適に過ごせる温度で、一般的な海水魚と同じです。

餌について

ハタタテハゼ人口飼料の粒餌などなんでも食べます

浮上タイプのエサは取るのが難しく慣れるまではうまく食べれないことがありますが、少しずつエサが食べれるようになっていきます。

他にエサを食べるのがうまい魚がいる場合は食べつくされてしまうことがあるため、ちゃんと口に入れ、また吐き出していないかをチェックし餌の量を調節して下さい。

飛び出しについて

水槽の蓋ハタタテハゼは海水魚の中で最も飛び出し事故が多い海水魚です。

そのため水槽上部をフタで覆うことは必須でしょう。
フタをしていても配管の隙間やエサやりのためにカットされた隙間から飛び出すことも。

隠れがちになった場合は危険を感じると飛び出すよりかは隠れる行動をとりますので、そのような状況だと飛び出しによる事故はあまりありません。

また水深が深い場合も飛び出す確立が下がります。

そういう意味では完全にフタができるオーバーフロー水槽が理想と言えるでしょう。

完全にフタをしないと常に飛び出しの危険がありますので注意して下さい。
ある程度の飛び出しは仕方ないとする飼育者もいます。

病気のかかりやすさ

ハタタテハゼは病気にかかりにくい丈夫な海水魚です。

導入当初など環境が急変した時に白点病にかかることがある程度です。

サンゴとの相性

縮んだヒメジャコガイハタタテハゼはサンゴとの相性がとても良い海水魚です。

サンゴを食べたりつついたりすることは全くなく、サンゴに触れるような行動もとりません。

綺麗な見た目も相まってリーフタンクには是非いれたい海水魚です。

値段、入手について

ハタタテハゼハタタテハゼは7,00円~1,500円程度で販売されています。
海水魚の中では安価の部類になります。

定番の海水魚のため常に販売される傾向がある海水魚です。
一時的に欠品する場合はありますがしばらくすると入荷があります。

ショップを数軒回ると必ず目にすることができます。

総評

ハタタテハゼは病気になりにくく飼育が簡単な海水魚で且つ安いため、飼育に関してはハードルが低い海水魚です。

飼育の上で注意が必要なのは飛び出すことと臆病な性格をしていることです。

小型水槽では必ずフタやネットが必須だと考えて下さい。
フタなしで飛び出さずに飼育できている場合でも、ふとした拍子に飛び出すことがあります。

臆病な性格があるため水槽内にボス的存在がいると隠れてでてこないこともあるため、落ち着いた環境でじっくり飼育してあげるのが良いでしょう。

とても綺麗な魚でとても温和なためタンクメイトとしてオススメできる海水魚です。
何より赤と白のグラーデーションがとても綺麗な魚で是非水槽内で泳がせたいと思うこと請け合いです!

ハタタテハゼ

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