水辺を身近に

熱帯魚のソイルとは何?使い方のポイントや水草へのメリットなど

魚用品の1つであるソイルはアクアリウムで使われる底床材の1つです。

ソイルは飼育に様々なメリットがあり、特に水草育成には欠かせません。

ただ使用にはデメリットもあるのも事実。

そもそも何モノ?から使い方や注意点などを解説していきます。

スポンサー

ソイルとは?

ソイル底床材であるソイルは栄養を含んだ土を焼き固めたものです。

熱帯魚や金魚の砂利というと石の小さいものを浮かべますが、ソイルは土に近い特殊な底床材なのです。

メリット

ソイルの性質は石ではなく土なので、砂利には無い様々なメリットがあります。

水草育成に適している

成長してきたポゴステモン・ヘルフェリー従来の砂利では水草が中々育たないのですが、ソイルを使うと簡単に水草を育成することが可能です。

ソイルには水草に必要な栄養がたっぷり含まれており、更に水の状態を水草に適した状態に保つ作用があります。

砂利+栄養剤では中々育たない水草も、ソイルだといとも簡単に育成できたりします。

このため水草水槽と言えば必ずと言っていいほどソイルが使用されており愛好家も多いです。

そもそもガーデニングでも砂利ではなく、土を使うのが当然ですよね。

多くの熱帯魚にも良い水質になる

ネオンテトラソイルは水の状態を水草に適した状態に保つと先述しましたが、それはアマゾン川や東南アジアに棲む熱帯魚にとっても好ましい水であります。

例えばネオンテトラ、エンゼルフィッシュ、コリドラス、ラスボラ、ベタ、グラミーなどの多くの熱帯魚はソイルが作る水を好み、病気になりにくくなったりと寿命が伸びるメリットがあります。

逆にグッピーやプラティなどのいわゆる弱アルカリ性を好む魚たちとは相性が悪い一面もあります。

濁り・流木のアクが取れる

水が茶色い水槽ソイルには色素や有害物質を吸着する効果があり、流木のアク、黄ばみ、白濁などを吸着して透明な水を維持できます。

特に流木を入れていると必ずアクが出て黄色くなってしまうので、ソイルを使わない場合アク抜きという面倒で時間がかかる作業が必要でした。

しかしソイルを使用すると流木をアク抜き無しで使えるので非常に便利です。

使い方・注意点

とはいえソイルはメリットばかりではありません。

栄養のある土という性質はメリットであるとともにデメリットもあるので注意点や使い方があります。

洗わない

ソイルを敷いた60cm水槽ソイルは洗わずに使います。

土を焼きたものとはいえ水草が根から吸収できる程度には脆いので、洗ってしまうと粒が崩れてしまうのです。

そのためセット後は粉が舞って水が白濁します。
数日待つと収まります。

セットしたら触らない

ソイルにピンセットで水草を植えようとしている様子先述したとおり、粒が崩れやすいので導入したらいじらないのが基本です。

水草の植え替えや石の配置変更などを行ってしまうと崩れた粒が舞ってしまい、水中に栄養が溶け出してしまいます

そうした場合、過剰な栄養となりコケという美観を損ねる藻が大量発生してしまい水槽の美観を損ねてしまうのです。

水槽に水を注ぐ場合でも舞い上がらせずにそっと注ぐ必要があります。

コケが出やすい

葉の表面についたコケを上側から見た図ソイルは栄養素の塊でありますから、水草で使い切れない栄養は全てコケにいくことになります。

かきまぜたりなどで粒が舞わなくとも粒から栄養がにじみ出てしまうため、ソイルを使っていない水槽と比べてコケに覆われてしまうリスクが高くなります

このためソイルを使う場合、定期的な換水によって過剰な栄養を吐き出すことが不可欠です。

加えて最初からソイル部分には水草を全て植栽し、水草の成長を促す二酸化炭素の添加を使うのが望ましいでしょう。

使用期限がある

砂時計の画像ソイルは栄養を含んだ土でありますが、水草によって栄養が吸収されるといずれ尽きてしまいます。

栄養の無くなったソイルは新品のソイルと比べて水草の成長が遅く、栄養を多く必要とする水草は育たなくなってしまいます。

植えている水草や敷く厚みにもよりますが、1年~2年ほどで栄養が枯渇するので部分的に交換していくか、リセットして1からやり直す必要があります。

使い始めは毒を出すものがある

立ち上げ2日目のアンモニア濃度ソイルの中には使い始めはアンモニアという有害物質を出すものがいます。

アンモニアは魚にとって非常に毒性が強く、少量でもあるとおかしくなったり死んでしまうほど

そのためそのようなソイルを使う場合には何も入っていない水槽に1~2週間ほど水につけてやり過ごす必要があり、ソイルを使う場合は水槽セット時から使うのが普通です。

ですが中には最初から全くアンモニアを出さないソイルもいるのでそのようなソイルは使い勝手が良いです。

こんな人にオススメ

セットしたての水草水槽水草で埋めましょう

ある程度水槽のレイアウトに慣れて、水草水槽の器具と設計イメージができているならソイルがオススメです。

少しずつ維持しながら追加器具やレイアウトを考えていこうという場合には向いていません。
空いたエリアに何を植えようか?と考えている内にコケが生えてきてしまうのです。

最初から水草を植え切り、適切な器具、水換えでコケを抑える必要があるのがソイルです。

ビギナーは砂利系がオススメ

コリドラス・シュワルツィ逆に初心者がいきなりソイルでアクアリウムを始めるのは、リスクが高め。

というのも経験がないのでレイアウトをしていると、この水草はこっちへ置いたほうが良い、この石はこっちに移動させたいというのが出てきます。
やってみるとあれこれ見えてしまうもの。

しかし移動させてしまうと栄養分が水中に溶け出して、藻が大量発生するリスクが高まってしまいます。

ビギナーには配置変更にリスクが無い砂利系がまずはオススメです。

関連初心者にソイルをオススメしない理由

また、粒が全く崩れない、強力に土を焼き固めたソイルもありますのでそちらを使うのも良いでしょう。
※反面栄養は吸収しづらいので、ソイルと呼ぶよりセラミック底床材と呼んだほうが良いですが・・。

まとめ、個人的な所感

カスタムソイルソイルは制約がありますが、水草を育てる上でこれ以上のものはありません。

栄養だけに目がいきがちですが、水草に適した水質に簡単にできることも非常に大きなメリットです。

水草で綺麗にレイアウトされた水槽というのはソイルを使用してることがほとんど。

もしデメリットを考えた上で使用するのであれば非常にオススメの底床材です。

次はこちらがオススメ!:ソイルの選び方や種類、使い分けなど。初心者にオススメなのは?

スポンサーリンク

関連記事

同じカテゴリーの記事

コメント

投稿いただいたコメントは本サイト及び関連メディア等で掲載される場合があります。あらかじめご了承下さい。またスパム対応のためすぐには反映されません。

全カテゴリー

書いてる人

犬水ジュン

自然派インドア。

いろんな生き物で培った実経験を元にアレコレ書いてます。

ネット上によくある「飼育素人のプロライターがネット上の情報を集めてそれっぽく書いた記事」ではなく、実経験を元にした記事がウリです。

ヨロシクネ!!