コトブキの上部式フィルター「トリプルボックス」使用感レビュー

コトブキから発売の上部式フィルター「スーパーターボ トリプルボックス」の実使用レビュー。

濾過能力の感じや静音性、競合製品との比較、その他使用感などを紹介していきます。

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製品の概要

コトブキ トリプルボックス製品箱

スーパーターボ トリプルボックス」はコトブキから発売の上部式フィルター。

上部式フィルターってモーターが水上に出ているのが一般的なのですが、トリプルボックスは水中モーター式を採用しているのが一番特徴な製品だと思います。

あとは水中モーター式構造により、濾過エリアが増えて3つのろ過槽があることもポイントです。

個人的な感じ方としては、上部式フィルターとしては安定・定番人気といった印象の商品ですね。

今回レビューするのは60cm用モデルですが、45cm用モデルもモーターが同じの使われてて構造も同じですので45cm用モデルとしても参考になれば。
(45cm用モデルも使ってます)

メーカー公称スペックとか
流量 約8L/分(50Hz)、約9L/分(60Hz)
モーター 水中設置タイプ
淡水海水両用
消費電力 6W(50Hz)/7W(60Hz)
電気代の目安 1日あたり約4.2円

開封・設置の様子

コトブキ、トリプルボックスの内容物

箱をあけてみるとこんな感じで、上部式フィルターらしいシンプルな印象を受けます。(組み立ても簡単でした)

本製品の特徴である水中モーター

コトブキ、トリプルボックスのモーター

長さ調節は伸縮式ではなく、水槽の深さにあった3本のパイプから選んで排水位置を調節します。

本体の濾過槽はこんな感じ。これもシンプルといった印象です。

コトブキ、トリプルボックスの濾過槽

濾過槽の排水パイプは着脱式になっており、濾過槽内の水位を深め・浅めから選ぶことができます

コトブキ、トリプルボックスの濾過槽水位調整用パイプこのセットするパイプにより濾過槽の水深を変えられます
コトブキ、トリプルボックスの濾過槽水位調整用パイプ、深め深めで使う場合
コトブキ、トリプルボックスの濾過槽水位調整用パイプ、浅型浅めで使う場合

付属ろ材はこんな感じ。

コトブキ、トリプルボックス付属ウールマットマット
コトブキ、トリプルボックス付属ろ材付属ろ材
  • 硬めのデコボコ形状のと、下層が一般的なウールになったマット
  • リング状と丸くてデコボコした形の2種類のバクテリア定着ろ材

が付属しています。

排泄物の黄ばみを取る活性炭ではなく、排泄物の毒素そのものを低毒素化するバクテリア定着ろ材なので、これには好みがありますが個人的には上部式フィルターとしては豪華な方だなと感じますね。

設置の様子

60cm水槽(ワイド)に設置した様子がコチラ。

トリプルボックスの設置感

コトブキ トリプルボックスを60cmワイド水槽に設置した様子

コトブキ トリプルボックス、上から

”フレーム水槽専用でオールガラス水槽は使用不可”とありましたが、試してみるとオールガラス水槽にもちゃんと乗り下部のストッパーでズレ落ちないようになってました。

トリプルボックスの下部突起

使用中のトリプルボックスは全部オールガラス水槽に使っているのですが、特に不具合は感じてません。

水中モーターと吸入ストレーナーはこんな感じ。

コトブキ トリプルボックスの水中ポンプ

モーターが水中にあるので圧迫するかな?と思ったんですがコンパクトで特に気にならないですね。

コトブキ トリプルボックスの排水エルボ

排出パイプは平べったいL字のタイプで、なるだけ水槽内を圧迫しないように工夫してるのかな?と思います。

45cm水槽(ハイタイプ)で使ってる様子はこんな感じ。

コトブキ トリプルボックスを45cm水槽に設置した様子

60cm水槽だと小さくまとまっていましたが、水槽が小さいと大きく見えますね。

ろ過槽の様子

コトブキ トリプルボックス、濾過槽のフタ

フタにつまみがついてて、外しやすくなっています。

濾過槽内はこんな感じ。

コトブキ トリプルボックス、濾過槽

水が浄化されていく流れの図です。(製品箱)

トリプルボックス、3つの濾過槽の製品箱表記

「モーター部の上部」「中央」「排水部」の合計3つのろ過槽があります。(トリプルボックス!!)

濾過槽容量はそれぞれ「0.2L」、「2.6L」、「0.4L」の合計3.2L

特に一般的な上部式フィルターのモーター設置場所が、トリプルボックスでは濾過槽になっているのは面白いですね。

グランデカスタムのモーター設置部一般的な上部式フィルターはこの位置にモーターがあるが
(グランデカスタム)
コトブキ トリプルボックス、モーター上のろ材ボックストリプルボックスはモーターが水中にあるのでこのスペースも濾過槽になっている

実際の使用感

ろ過能力

グリーンディスカスたち

使っていて足りない感じはしないですね。必要十分といった感じです。

付属ろ材としてバクテリア定着ろ材が2個も付いているので、特に何もしなくてもろ過能力はそこそこ良いと思います。

個人的にはデカい魚を多く収容してるので、エーハイムのバクテリア定着剤であるサブストラットを追加してより強力なろ過になるようにカスタムして使用中。

コトブキ、トリプルボックスの濾過槽に詰めたサブストラットいっぱい入ります

上部式フィルターの中でも濾過槽が大きい方なので、こういった感じで使えるのも嬉しいポイントですね。

静音性

上部式フィルターの中ではかなり静かなフィルターだと思います。

上部式フィルターの騒音は

  • モーター音
  • ボックス内で水が流れる音
  • ボックス内から水槽に水が落ちる音

以上の3つに分けられますが、「モーター音」と「ボックス内で水が流れる音」はあまりしません。

特にモーター音は水中モーターにすることにより音が出にくくなっていてとても良いですね!。

トリプルボックスの水中モーター水中にモーターがあるのはとても良かった

上部式フィルターは使っているうちにモーターがうるさくなってしまうことがありますが、水中モーター化のおかげか長く使っていても(僕が使ってる2台では)モーター音が気になってしまうことは無かったです。

音として一番するのは「ボックス内から水槽に水が落ちる音」

上部式フィルターの構造上仕方ない部分ではありますが、水が落下して空気が巻き込まれる「ピョポッ、ポポポッポコポコ・・・」といったような音はどうしても聞こえてしまいます

ただこの音を他の上部式フィルター(グランデカスタムとか)と比べると、トリプルボックスは静かな方ですね。

個人的には音に関しては期待以上で、上部式フィルターならトップクラスの静けさに思います。
(これでダメなら上部式ではなく外部式フィルターしかない)

その他、使用感など

トリプルボックス450の使用中のろ材ボックスこんな感じで使用中(45cmタイプ)

付属のウールマットには3Dマットというデコボコしたマットが付属していますが、これがなかなか使い勝手が良いです。

少し硬めの素材になっていますので洗ってもボロボロにならずに使いまわしがきくんですよね。

上半分の3Dマットを洗って、下半分のウールはほぼ交換せずに長く使ってます。

付属ろ材も交換期間が短い活性炭ではなく、長く使えるバクテリア定着ろ材なのでランニングコストが低いのも特徴かもしれません。

海水使用

あと海水で使っていても塩ダレは一切しないですね。海水水槽にもバッチリ使えるフィルターです。

コトブキ、トリプルボックス、海水使用可能製品箱記載。看板に偽りなしで問題なく使えます。

競合製品との比較

トリプルボックスは定番人気の上部式フィルターでありますが、同じく人気がある上部式フィルターといえは「GEXのグランデカスタム」でしょう。

上部式フィルターを買う時はこれらの2択だと思いますので、両者の使用感を比較紹介していきます。

グランデカスタム、パッケージGEXのグランデカスタム

設置感

グランデカスタムとトリプルブックスを設置した60cm水槽

手前がトリプルボックス、後ろがグランデカスタムです。

水槽とトリプルボックスを見比べたあと、水槽とグランデカスタムを見比べると明確にグランデカスタムは圧迫感がありますね。

付属ろ材

グランデカスタムは「ウールマット+活性炭」、「バクテリア定着ろ材」が付属。

グランデカスタム、付属ウールマットグランデカスタム付属ウール
グランデカスタム、付属ろ材グランデカスタム付属ろ材

トリプルボックスは「3Dマット+ウールマット」、「リング状のバクテリア定着ろ材」、「球状のバクテリア定着ろ材」が付属しています。

コトブキ、トリプルボックス付属ウールマットトリプルボックス付属ウールマット
コトブキ、トリプルボックス付属ろ材トリプルボックス付属ろ材

活性炭が付いていないのは好みが別れますが、個人的にはトリプルボックスのほうがバクテリア定着剤が多く、使い回せる3Dマットが付いてて好印象

活性炭は水の黄ばみをとってくれるんですけど、それによって「水がキレイだから大丈夫」と誤認しちゃうんですよね。

水がフンで黄ばんでたらそりゃもうフンの毒素がしみてるんだから換水するべきでしょう、ということで使わないことが多いです。
(というかフィルターについてる活性炭全部捨ててる)

なにより活性炭は寿命があり2週間~1ヶ月おきに交換しないと効果が出なく、ランニングコストがかかっちゃうので好きじゃないんですよね。

バクテリア定着ろ材はフンの毒素を処理してくれて、特に交換する必要もありません。

もちろん要所要所で活性炭を使う場合もありますが、その場合はバラで売ってる活性炭を使っています。

こちらのほうがウールとセットになってるやつより安いのでオススメです。

ろ過容量

ろ過容量が大きければ別売りのろ材を足して、ろ過能力を大幅にアップさせることができます。

トリプルボックスになるだけ入れたろ材(サブストラット)を、グランデカスタムに入れてみてろ過容量を比較してみました。

コトブキ、トリプルボックスの濾過槽に詰めたサブストラットトリプルボックスに詰めていたのを移していきます

これをグランデカスタムに入れてみたのがコチラ。

グランデカスタム、トリプルボックスから持ってきたサブストラットを詰めた様子まだまだ余裕がある

全部入れてもグランデカスタムはまだ半分以上は余裕があります。

トリプルボックスもろ材が多く入る上部式フィルターではありますが、グランデカスタムと比べるとろ過容量は大きく劣ります

ろ材を追加するならグランデカスタムが圧倒的に多く入るので、そちらの方がろ過能力が高くなるでしょう。
(2倍~3倍ほど差がでます)

ただこれはあくまでもろ材を追加してろ過能力をあげる場合なので、そのまま使用する場合は能力に大きな差はありません。

静音性

スイッチで切り替えつつ聞き比べてみたところ、トリプルボックスの方が圧倒的に静かです。

上部式フィルターの動作音は先述した通り、

  • モーター音
  • ボックス内で水が流れる音
  • ボックス内から水槽に水が落ちる音

に分けられますが、トリプルボックスが水槽に水が落ちる音しか気にならないのに対し、グランデカスタムは全部の音が結構鳴る感じがあります。

グランデカスタム、ろ材ボックスグランデカスタム、結構鳴ってる

モーター音は個体差や摩耗の程度であまり気にならないこともあるんですが、グランデカスタムは水の落下音がボックス内と排出時共に明確にうるさいんですよね。

モーター自体も長く使ってると「ヴゥゥゥゥゥゥン」とかうるさく鳴ったりするんで、水中モーター式のトリプルボックスの方が優れてます。

トリプルボックス使った後だとグランデカスタムは圧倒的にうるさいでしょうね。

消費電力・流量

複数の硬貨

消費電力はトリプルボックスが「6W」に対し、グランデカスタムが「11W」、
※50Hzの場合

そっから電気代を計算するとひと月あたりトリプルボックス約120円で、グランデカスタム約220円といったところ。
※1kwh27円/31日使用

グランデカスタムはトリプルボックスの約2倍の電気代する計算になります。

グランデカスタムはろ材ボックスが上に積まれてるので高い位置まで水をあげなければならず、強力なモーターが使われているため消費電力が高めになってる模様。

ちなみに流量はトリプルボックスが8L/分で、グランデカスタムが8.5L/分と変わらずです。

値段

トリプルボックスは3000円ほどに対し、グランデカスタムが5000円程とひとふた周り高め。
※2020/12現在

仕入れやメーカー・卸のタイミングにより相場は変動しますが、グランデカスタムが2000円ほど高いのかな?と思います

トリプルボックスは価格が手頃で良いですね。

現在の相場状況は一度見てみて下さい↓。

その他の違い

あとの違いといえば

  • 海水使用時、トリプルボックスが塩ダレしないのに対しグランデカスタムは塩ダレする
  • トリプルボックスがオールガラス水槽に非推奨ながら置けるのに対し、グランデカスタムは設置できない

といった違いがあります。

グランデカスタム、海水で塩ダレが出ている様子グランデカスタム
こちらも海水使用可とはかいてるが、海水で使用すると塩ダレが出てくる

特にトリプルボックスはオールガラス水槽でも設置できるのが個人的に良かったです。

グランデカスタムは水槽フチがないと横に押しただけでスポッと抜け落ちちゃうので本当に使用できないんですよね・・・。

・・

まとめますと、

  • グランデカスタムはろ材が圧倒的に多く入るメリットがありろ過能力を大幅に底上げすることが可能
  • それ以外はトリプルボックスが優れており、特に静音性は圧倒的に良くしかも安い。

といったところでしょうか。

個人的にはろ材を強化して過密気味に魚を入れたいのであればグランデカスタム、普通に使う分にはトリプルボックスの方が安いし静かで良いかなぁと思います。

あと海水で使用するなら断然コチラ。グランデカスタム海水可って書いてるくせにろ材ボックスから塩ダレ出てきます。

総合評価

コトブキの上部式フィルタースーパーターボ トリプルボックス

ネットでは定番上部式フィルターとして売れ筋の商品ですが、私個人としても全体的に好印象でとても良い上部式フィルターだと感じます。

特に静音性は優れており、水中フィルターによるモーター音の抑制はとても良く、本体ボックスについても水音があまり気にならない程度でとても良いです。

トリプルボックスの水中モーターめちゃくちゃ良いですコレ

実は私、上部式フィルターは水落下音やモーターからの異音、野暮ったくなる見た目も嫌いで上部式自体を避けていました。

しかしこの製品は見た目もまぁそこまで野暮ったくなく、ろ材もより多く入り、そしてなにより音が静か。

私が上部式フィルターをまた使い出すきっかけになった製品なのです。

手を伸ばして他の上部式フィルターも買ってみるんですけど明確にうるさいので、この製品を良さを改めて感じています

静音性の他にも

  • 水中フィルター化で構造的にもろ材が多く入り、昔ながらの一般的な上部式フィルターと比べて浄化しやすい
  • 付属ろ材が色々付いてる
  • 安い

といった好印象を受けます。基礎スペック高め!

「とりあえず上部式フィルターにしようと思うんだけど、どれがオススメ?」っていう人にはまずこいつをオススメしたいですねッ。

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