石組によるちょい洞窟風レイアウト水槽【レイアウト水槽制作ノート】

寝室用に作成した(ちょい)洞窟風レイアウト水槽の制作ノートです。

コリドラスなどの底モノも見れるような構図で作ってみました。

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完成イメージ

今回作成・完成したレイアウト水槽はコチラ。

60cmちょい洞窟風石組レイアウト

エサをやるとコリドラスやグラミーたちが集まってきます。

2匹のハニードワーフグラミーとコリドラス(ロンドニアジュリー)

昼間は賑やかな熱帯魚水槽ですが、夜間は一転幻想的な雰囲気に

60cmちょい洞窟風石組レイアウトの夜間

ガラスカレットで照らされた水槽レイアウト

コリドラス・パレアータス(アルビノ)と洞窟の水晶

意外と簡単に作れるので作り方を紹介していきます。

使用した主なアイテム

水槽

60cmハイタイプ水槽

私はいつも45cm水槽を使ってるんですが「左側は洞窟っぽくそして右側はコリドラスのたまり場を広くとる」という風にしたいと思っていたので、60cmレギュラーサイズをチョイスしました。

45cmじゃ洞窟で圧迫されて結局コリドラスのスペースが圧迫されるだろうなぁ・・と。

使用しているのは横60×奥30×高40のハイタイプになりますが、余っていたからハイタイプにしてるだけで60cmレギュラー(60x30x36cm)でOKです。

オールガラス水槽 アクロ60N

使った石

Wood Stone(ウッドストーン)

今回は「Wood Stone(ウッドストーン)」という石をメインに使用。

見た目は「気功石」っぽいんですが、結構軽くて積み上げやすかったのでチョイスしました。

ただ新しめの石であんまり流通してないようなのがネック。

一般的に代用できるものとしては「溶岩石」が定番オススメ

軽いため積みやすいのでアクアショップで大きめのを物色してみましょう。

底砂

ボトムサンド

コリドラスをメインに楽しみたいので底モノの定番底砂「ボトムサンド」をチョイス。

底砂の中でもひときわ粒が小さくコリドラス本来の行動である「砂ごと口に含んでエラから砂を出す」という行動が観察できる底砂です。

粒もトガっておらずコリドラスメインならこいつですね。

照明

コトブキ工芸「レイマックス600」の製品パッケージ

照明は「コトブキのレイマックス600」をチョイス。

今回石と底砂をメインにしてるのもあって水草は少しだけにするんですが、寝室に置くので夜は薄暗く調光できるレイマックスにしました。
(赤・青・緑で調光可能なLEDライト)

今回チョイスする水草の育成だけを考えるなら「コトブキのフラットLED」など廉価LEDでもOKです。
(水草は低光量で育つものに絞っています)

関連コトブキの水槽用照明「レイマックス600」をレビュー!

コトブキ レイマックス 600

今回は石をメインに!水草も丈夫なのを中心にするからCO2も添加しないヨ!!
ロボうぱ

水槽のセット手順

砂利を入れる

ボトムサンドの洗浄

まずボトムサンドを入れますが、先に水洗いが必要です。

バケツなどに少量入れてある程度透明になるまで洗っていきましょう。

やりすぎても、粒同士がすれ削れて濁るのである程度透明になればOKです。

洗い終わったら水槽に入れて敷いていきましょう。

洗ったボトムサンドを水槽に入れている様子洗ったら入れていきます
ボトムサンドを敷いた様子左側に石を組み立てるので、左側は支えれるぐらいの厚みにしました

敷く厚みですが石を組み立てるところは厚めに敷いて、それ以外は1cmもあれば十分です。

考え方的には

  • 石を立てるコロは少し厚めに敷いて石を支える
  • 底が薄い方が病原菌のたまり場になりにくい(病気になりにくい)のでなるだけ薄くする

という考えで敷いていきます。石を支えないトコロは底が見えるか見えないかぐらい薄くてもOKです。

ボトムサンド、5Lのを1袋を買ったのですが実際に使ったのは3Lちょいでした。

石の組み立て

洞窟風レイアウトの土台づくり

砂を敷いたら購入した石を使って、まず洞窟状になるように組んでいきます。

この時、素材が大きくいろんな形があった方がレイアウトが組みやすいです

大きくて形良い石があればそのまま置くだけで決まるんですけど、倒れてしまったり形がしっくりこなかったりと実際はナカナカ難しいと思うのでグルーガンを使って石を接着しながら作業します。

簡単に石同士をくっつけることができるので、要所要所で接着しながら進めていきましょう。

石同士をグルーガンで接着している様子土台が不安定なのでグルーガンで固定
石組している様子土台が出来たらデカい石でフタをして洞窟風に!!

洞窟の土台が出来たら、中~小サイズの石を組み合わせながら周りがそれっぽくなるようにデコレーションしていきます。

石組中のレイアウト水槽全体的に左から右上に下がるように小石を組み合わせてみる

必要に応じて、砂利を追加したりして作っていきましょう。

完成した石組水槽最終的にはこんな感じに!!

あと当然ですが石は硬いのでガラスにぶつけないように注意しながら作業するのを忘れずに!!(最悪割れます)

フィルター・器具類のセット

60cm水槽のセット全景水槽台の下にVX-75を配置

次はフィルターをセットしていきます。

使用したのは定番外部式フィルターの「テトラ VX-75」。

関連テトラの外部式フィルター「VX-75」レビュー。競合製品との比較など

今回CO2添加もしないですし丈夫な水草に限って植えるので、上部式フィルターや外掛け式フィルターなどでも良いのですが、魚を多く入れても失敗しないように、且つ寝室に置くために静音が優れてる外部式フィルターをチョイスしました。
(上部式、外掛け式は水の落下音が出るので候補から外し、水中式フィルターだとちょっとろ過能力が不安かなぁという感じで)

魚を少しだけにする場合は水中式フィルターの方が安いので、ここはお好みで。
個人的にはフィルターはオーバースペックな方が後々つまづきにくいと思います

また季節などに応じてヒーターや温度計などもこの時にセットしておきましょう。

ヒーターのセットセット時、冬だったのでオートヒーターをセットしました

※器具類は注水後に電源を入れるのが原則なのでこの時点ではコンセントには挿さないこと!!(水槽へセットだけ!!)

水草の植栽

クリプトコリネ・ウンディラータス レッド

今回メインで使用する水草は「コリプトコリネ類」をチョイスしました。

  • コリプトコリネ・ウンディラータ レッド
  • コリプトコリネ・ルーケンス

コリプトコリネは超丈夫と言われるアヌビアスと同じサトイモの仲間ということもあり、低光量・低栄養でも育てやすい水草たちになります。

手でそのまま植えていきますが、小さな石で土手を作って植えてやると土に厚みもでますしコリドラスからも掘り返しにくくなるのでオススメです。

石で砂利を盛り上がらせている様子石でせき止め土手を作ってやり・・・
砂利にクリプトコリネを植えている様子そこにコリプトコリネを植えてやる

こんな感じで前の方にはコリプトコリネ・ルーケンス、後ろの方には大きくなるコリプトコリネ・ウンディラータを植えてみました。

水草植栽後、上から見た石組水槽いずれも掘り返されないよう石で囲って土手にしています。

注水

注水開始

最後に水を入れましょう。

レイアウトを崩してしまわないように右側からゆっくりと入れていきます。

入れる水はカルキ抜きをしたものでなくてもOKです。(濁りを取るため数日空回ししますがその間にカルキが飛びますので)

水を入れ終わったら各種器具をコンセントに入れて作動させれば、セットが完成です!!

(フィルターによっては呼び水が必要ですので取説説明書を!!)

注水し終わった後の石組水槽できた~~!!

このセットでは、すぐには魚を入れることができませんので数日ほどこのまま空回しして待ちましょう

育成・メンテの様子

丸1日~数日後

60cm石組水槽

丸一日~数日もすれば水がグッと透明になります。

そうなればテストフィッシュとして、丈夫な魚を1匹~数匹入れてみましょう

岩陰に隠れるコリドラス・ドュプリカレウス(ハイバンドアドルフォイ)

私は「コリドラス アドルフォイ(ハイバンドタイプ)」を1匹入れてみました。

この魚の生存状態を見て、ちゃんと魚が住めるか?石や器具から有害なモノが出てないか?をチェックします。

一週間後

最初に入れた魚が数日死んでいないようであれば水槽には特に問題がないことが分かります

これで魚を追加しても大丈夫なのですが、注意しなくてはならないのは一度に全部は入れず少しずつ数を増やしていくこと

いくら外部式フィルターといえどセット初期は濾過能力が低いため、いきなり大量の魚を入れてしまうとキャパシティオーバーで魚が弱ってしまいます

そのため数日~一週間おきに少しずつ魚を増やしていくのがセオリーです。

今回は「ブラックファントムテトラ」を6匹程泳がせてみました。

群れるブラックファントムテトラ数日~一週間ごとに少しずつ増やしていくのがポイント

1ヶ月後

1ヶ月後の石組洞窟水槽

少しずつ好きな魚を増やしていきましょう。だいぶ熱帯魚水槽らしくなります!!

関連アクアハーミットの熱帯魚図鑑

あと水草「ボルビディス・ヒュデロッディ(左奥の)」を石にくっつけて見ましたがこれは無いほうが良かったかもしれません。
(センスない(´・ω・`))

今回大きく手をいれたポイントとして、洞窟っぽさを出すために水晶あかりのようなものを設置したことです。

ガラスカレットで照らされた水槽レイアウト

使っている照明(レイマックス)は夜暗くなるように設定しているので、夜間は青く幻想的で雰囲気バッチリ。

作り方を紹介していきます。

洞窟の灯りの作り方

洞窟の水晶灯りは「水槽用水中ライト」と「ガラスカレット(クラッシュガラス)」を使って作ります。

水作の水中LEDライトコンパクトW-80

水中ライトは色々ありますが長かったり無駄に明るかったりするので、洞窟用の灯りなら「水作のコンパクトW-80」が短くてパワーが丁度良くオススメ。

水作 コンパクト W-80

これを洞窟底に設置して光源とします。

水中LEDを点灯した様子水中で使えるライトを使用する
水中LEDを設置している様子埋めて明るさの調整を

あとはお好みの色のガラスカレットを準備し、軽く洗ってからLEDを覆うようにバララッと置くだけです。

色付きガラスカレットブルーをチョイスしました
ガラスカレットを配置している様子光源の上に敷いていきます

それだけでかなり幻想的な洞窟が完成!!

水槽内で点灯しているガラスカレット

つけっぱなしにしてるので夜間はとても幻想的で癒やされます。

振り返って、反省ポイント

ガラスガレットで灯される洞窟と魚

今回は育成・管理が大変な水草水槽じゃなく、石組とライトをちょっと工夫するだけで作れたので色々と楽チンでした。

特に水晶灯りは夜間もつけっぱなしにしてるので、寝る時幻想的でいい感じに癒やされています

石組洞窟とか洞窟灯りとか面白いので、ぜひぜひ参考にしてチャレンジしてみて下さい。

水作 コンパクト W-80

反省ポイント

隅に隠れるコリドラス2匹

今回コリドラスも主役にと思って作りましたが・・・エサやり時と夜間以外はほぼ前に出てきません・・・(´;ω;`)

左奥の暗い場所に陣取って動かないので、もう少し前に出やすいように設置してる石減らしたいです・・・!!

あとコリドラスメインなら水草はもう無くていいんじゃないかと思いました()

どうにかしたい石この部分もっと石減らした方が良かったネ・・・!!

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