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海水魚の飼育にかかる費用と初心者にオススメの飼育設備

万札4枚の画像

海水魚の飼育に関して設備にかかる費用をまとめました。

「海水水槽っていくらかかるの?」
「淡水の熱帯魚を飼っているがカクレクマノミが買いたい」

そんな海水魚飼育の初心者向けに私が実際にかかった費用を紹介し、海水魚初心者のために「低コストで安く飼う設備」と「先を見据えたオススメの設備」もご紹介します。

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私が実際にかかった費用:30cm水槽編

30cm海水水槽

当時海水初心者だった私が、ひとまず30cm水槽で海水水槽を始めてみたものがこの水槽になります。

前提として淡水のアクアリウムはしていましたのでそこから手探りで考えた水槽設備でした。

今から見返すと色々こうした方がいいんじゃないかという改善点があります。
その点を踏まえたものは最後にオススメとして紹介しますので読了ください。

飼育設備

設置した器具と設備は以下になります。

種別 商品名 金額
30cmキューブ水槽 コトブキ クリスタルキューブ300 1,728円
フィルター Tetra VX-75 7,430円
フィルター濾材 パワーハウス ベーシック ハードタイプ M 4,340円
プロテインスキマー マメスキマー3 9,237円
ヒーター&サーモスタット 適当なもの 2,000円程
照明 適当なもの 3,000円程
水温計 ND-X 720円
ライブロック 2,000~5,000円程
底床 コーラルサンド パウダー 5kg 790円

合計すると「35,595円」になりました。

フィルターなどは濾過材含めてオーバースペックですし、あと5000円は削れると思います。

消耗品、測定器

その他以下のような用品を購入しています。

種別 商品名 金額
比重計 tetra ハイドロメーター 1,482円
人工海水 Red Sea Coral Salt Pro(210L) 2,868円
魚の餌 SURE 1,000円

比重計は換水時等で水中の海水濃度を測る時に使用します。

今回は設備にスポットをあてていますので以降では省略します。

人工海水

人工海水は水道水に溶かすことで手軽に海水が作れる

飼育した海水魚

この飼育設備で以下の魚を飼育しました。

  • カクレクマノミ:1,000円
  • ハタタテハゼ:1,000円
  • ハタタテネジリンボウ:1,500円
  • ランドールピストルシュリンプ:1,500円
  • ヤドカリ類:1,000円

カクレクマノミカクレクマノミは数ヶ月くらいうまくいっていたものの、何度か白点病やトリコディナという病気にかかり死んでしまいました。
後から何度か導入しましたが結局病気になりダメになりました。
同じくハタタテハゼも病気でダメに・・・。

どうしても小型水槽では水温が上下してしまい病気になりやすい環境だと痛感しました。
海水魚は淡水魚と比べてかなり病気にかかりやすいです

設置場所や部屋の環境にもよりますが30cm水槽じゃ調子を崩しやすいと思います。

まともに飼育できたと言えるのは「ヤドカリ類」と「ハタタテネジリンボウ」「ランドールピストルシュリンプ」でした。

底に棲むハゼ類は海水魚がかかりやすい白点病になりにくいのでオススメできます。
特にハタタテハゼとランドールピストルは共生関係にあるので水槽内でその様子を観察でき、とても良かったです。

飼育したサンゴ

せっかくならサンゴも飼育してみようと手を出しました。
サンゴの飼育にあたり以下の設備を追加しています。

種別 商品名 金額
水流ポンプ コラリア ナノ900 4,220円
水槽用クーラー Tetra CR−3 12,257円

この頃は水流に対してあまり分かっていなかったため単一のウェーブポンプは失敗でした。
またクーラーも安いやつで良いかと妥協したためこれが後々の失敗になりました。

飼育したサンゴは以下です。

  • マメスナギンチャク:2,000円程
  • ツツウミヅタ:3,000円程
  • ヒメジャコガイ:3,000円程
  • シロスジウミアザミ:3,000円程

育成が容易なサンゴこのような環境でも「マメスナギンチャク」や「ヒメジャコガイ」などが飼育できました。

残念ながら「ツツウミヅタ」は少しずつ溶けてなくなってしまい、シロスジウミアザミも維持が手一杯という具合です。

水槽の崩壊

夏場にクーラーが壊れてしまい「マメスナギンチャク」と「カクレクマノミ」以外は全てダメになってしまいました。

ある程度海水水槽に知識がつき、もっと魚を飼いたいと思ったので引退はせず次の水槽を立てることにしました。

私が実際にかかった費用:45cm水槽編

45cm海水水槽次に組んだのがこの45cm水槽です。
30cm水槽で飼育自体は出来ると踏んだのでより大きい水槽へとシフトしました。

何よりクマノミとイソギンチャクの共生が見たいと思ってのスペックアップです。

飼育設備

45cmの最終設備は以下になりました。

種別 商品名 金額
水槽 45cmレギュラー(45x30x30)で適当なもの 3,000円程
フィルター Tetra VX-75 7,430円
フィルター濾材 パワーハウス ベーシック ハードタイプ M 4,340円
プロテインスキマー 海道達磨 22,150円
水槽用クーラー ゼンスイ ZC-100α 34,450円
ヒーター ニッソー プロテクトヒーター 150W 2,000円程
照明 グラッシーレディオ RS122 リーフブルーV 18,000円
照明 グラッシーレディオ RS122 リーフホワイトV 18,000円
照明 グラッシーレディオ RS122 Fresh UV 18,000円
ライトスタンド レディオアーム 4,000円×3
ウェーブポンプ Hydor コラリア ナノ900 4,220円
水中ポンプ Hydor ピコエボマグ900 3,065円
水中ポンプ接続ディフレクター Hydor フロー 1,545円
水温計 ND-X 720円
ライブロック 5,000~10,000円程
底床 コーラルサンド パウダー 5kg 790円

合計は「154,140円」です。
勿論30cm水槽から流用したものもあるので実際にはそこまでかかっては無いんですが改めて見直すと金掛けてんなぁ・・・と思います。

水槽用クーラーが高い

クーラーで失敗したため堅実性の高いクーラーを購入しましたが、かなりの出費になりました。
やはりクーラーは高いなぁ・・。

サンゴを飼育しない場合は不要です。

プロテインスキマーを海道達磨に

プロテンスキマーを海道達磨に変更しました。

使っていたマメスキマーはそこそこ仕事をしてくれましたがチューブが細いためよく詰まってしまい結構メンテする必要がありました

エアフロー式であまり他のスキマーと比べるとパワーもなさそうだっためベンチュリー式で小型水槽にも設置が可能な海道達磨を選びました。

なかなかゴミを取ってくれて満足しています。
45cmにはオーバースペック感がありますがスキマーに関してはオーバースペックなくらいが丁度よいと思います。

照明関係を充実

オーバースペック2番手です。
照明関係を充実させています。

全てフルスペクトルであり高級品の位置付けがあるボルクス製品にしました。
淡水のアクアリウムでそこそこ安くて明るそうなものを買っていましたが結局無駄に増えてしまったためそれならばと思い、高いモデルを購入しました。

明るくてサンゴの育ちも良いため満足していますが、正直45cmにこのクラスのものを3灯設置はオーバースペックな方です。
2灯で十分ですが、サンゴは綺麗に育ちましたし3灯も悪くないと感じます。

飼育した海水魚

45cmの環境でチャレンジした海水魚は以下でした。

  • カクレクマノミ:1,000円
  • ハタタテハゼ:1,000円
  • チリメンヤッコ:1,890円
  • キイロサンゴハゼ:860円
  • イシガキカエルウオ(スマイリーブレニー):1,724円

うまくいかなかったもの

チリメンヤッコ新しくヤッコにチャレンジしてみましたが、白点病にかかりダメになりました・・。
その後も再チャレンジするもののやはり環境が合わず換水したタイミングで病気にかかり落ちてしまいました。

キイロサンゴハゼは病気にはかかりませんでしたが餌が合わずに落ちてしまいました。
冷凍エサをばら撒けるスペックがあればなんとかなったかなぁ・・と思います。

うまくいったもの

その他の種類においては問題無く飼育できました。
特にカクレクマノミに至っては30cmの時と比べてすこぶる良好で問題は発生していません。

やはりこのクラス(45cm)の水槽が安定するなぁと実感しました。

飼育したサンゴ

新しく飼育がしやすいと言われているソフトコーラルのサンゴ中心に導入してみました。
以下の通りです。

  • マメスナギンチャク:2,000円程
  • ツツウミヅタ:2,000円程
  • ヒメジャコガイ:3,000円程
  • スターポリプ:2,000円程
  • ナグラトサカ:2,000円程
  • チヂミトサカ:3,000円程
  • ウミキノコ:2,000円程
  • ディスクコーラル:2,000円程
  • カリビアンバブル:2,000円程
  • サンゴイソギンチャク:3,000円程
  • タマイタイソギンチャク:3,000円程

うまくいかなかったサンゴ

チヂミトサカ飼育したサンゴの中でうまくいかなかったのは「チヂミトサカ」です。

水流が良くないらしく腐ってしまいました。
チヂミトサカに関してはランダムで力強い強い水流が必要だと思います。

うまくいったサンゴ

環境に馴染めたサンゴについては照明のせいが生育がとても良くなりました
特にスターポリプやマメスナギンチャクはどんどん成長して増えすぎて困ってしまう程です。

イソギンチャクについて

しぼんだイソギンチャククマノミとの共生を目指してイソギンチャクを入れてましたが、結果から言えば失敗しました。

「タマイタダキイソギンチャク」「サンゴイソギンチャク」を導入したのですが、少しずつしぼんでしまい最終的にはなくなってしまいました。

導入した直後はかなり動き回りその都度、良さそうな位置に誘導してみましたがなかなか馴染めなかったようです。

調べてみるとどうやら照明が強すぎるてもダメなようで、飼育した環境では24Wが3つなので強すぎてしまったようです。

また一度もクマノミはイソギンチャクに興味を示さず入ったことは無かったです。
自然界ではセンジュイソギンチャクやハタゴイソギンチャクと共生しているようなのでそれを導入すれば良いのですが、どちらも大きくなりまた他の魚を食べてしまうため妥協しての選択でした。

入っている個体もいるようなのでサンゴ、タマイタイソギンチャクに入る、入らないに関しては運かなぁと思います。

しかし45cm水槽で得たノウハウはかなりあり、何よりも海道達磨によるゴミの除去能力が高く換水する必要が無いと知れたのが良かったです。

私が実際にかかった費用:45cmキューブオーバーフロー水槽編

立ち上げ中の45cmキューブ水槽やはり海水水槽で行き着く先はオーバーフロー水槽だと思います。
マリンアクアの趣味を進めるとここまで到達します。

以前の45cm水槽で半年間換水しなくても硝酸が0に近くメンテナンスフリーに近かっため大きい水槽でも管理できるだろうと思い更なるステップアップです。

ホントは2年ぐらい考えてはいましたがかなり高いためなかなか踏ん切りがつきませんでしたが、ウニによるレイアウトの崩壊が起こってしまったため思い切って購入してみることにしました。

未だ進行中の水槽のため設備だけ紹介します。

飼育設備

45cmキューブ水槽で使用した設備は以下になります。

種別 商品名 金額
オーバーフロー水槽 Red Sea REEFER NANO 3,000円程
ポンプ SICCE シンクラサイレント 2.0 10,000円程
プロテインスキマー 海道達磨 22,150円
水槽用クーラー ゼンスイ ZC-100α 34,450円
ヒーター GEX セーフカバー SH 220 3,500円程
照明 グラッシーレディオ RS122 リーフブルーV 18,000円
照明 グラッシーレディオ RS122 リーフホワイトV 18,000円
照明 グラッシーレディオ RX122 リーフ 18,000円
ライトスタンド L型、品番無し 4,000円
ウェーブポンプ Hydor コラリア ナノ900 4,220円
ウェーブポンプ フォルス(jebao) WMP4000R 12,312円
水温計 ND-X 720円
ライブロック 5,000~10,000円程
底床 コーラルサンド パウダー 5kg 790円

合計は「303,132円」です。
勿論流用しているので実際にかかった費用は20万円程です。(それでも高い・・・)

コントローラー付きウェーブポンプ

ウェーブポンプのコントローラ特筆すべきはウェーブポンプをフォルスのコントローラー付きのものしたことです。

強力な波をランダムに発生させることができるため今までの飼育設備では飼えなかったサンゴが飼育できるようになりました。
具体的にはハードコーラル類が飼育可能になり、また病気の温床も溜まりにくくなったと思います。

外部式フィルターのオミット

あとは外部式フィルターも取り外しました。

正直プロテインスキマーとライブロックで濾過が何とかなっているため必要性が無かったのが理由です。

取り外したことで魚を多く入れることはできませんが元々多く飼っていませんでしたし、メンテナンスが減り病原菌も溜まりにくいのでメリットです。

海水水槽はプロテインスキマーによる濾過をメインに据えるのが良いと思います。

飼育できる魚

大型のもの以外は大体飼育できるんじゃないかなと思います。

ただしポンプが強力なので流れのない環境に棲むようなタツノオトシゴ等は飼育できないようになっています。

飼育できるサンゴ

揺らぐナガレハナサンゴミドリイシ以外のサンゴはある程度飼育できています。
初期導入に失敗したものを除くと今まで問題は起きていません。

今はまだ硝酸が少しある状態ですが落ち着いてくればミドリイシも導入出来るハズです。

これからが楽しみですね。

初心者にオススメな飼育設備

これまでを振り返ると正直無駄な出費ばかり・・・。
そこで私の経験を活かして初心者に低コストと飼育しやすさを考えた設備を紹介します。

低コストでまとめるなら

とりあえず安くすませるをコンセプトに以下のような設備構成を考えてみました。

種別 商品名 金額
30cm水槽 コトブキ クリスタルキューブ300 1,910円
濾過装置、兼スキマー 海道河童 フィルター小 3,810円
ヒーター&サーモ GEX NAVI PACK SH120 3,780円
照明 コトブキ フラットLED 2032 2,470円
水温計 ND-X 720円
ライブロック 3,000~5,000円程
底床 コーラルサンド パウダー 5kg 790円

合計「16,480円」になります。

ハタタゼハゼネジリンボウあとはこれに生体代と人工海水、砂を足せば飼育ができるようになります。
とりあえず海水魚を飼育してみたい人にオススメです。

この飼育設備ならハタタテネジリンボウとランドールピストルの共生コンビが病気になりにくくオススメです。

同じハゼの仲間であるハタタゼハゼも丈夫でオススメです。(飛び出し防止のため蓋は必ずしましょう)

飼育しやすさを重視

小型水槽ながらしっかりした飼育設備で、病気になりにくく換水頻度も少なくなる構成になっています。
個人的にはこちらがオススメです。

種別 商品名 金額
30cm水槽 コトブキ クリスタルキューブ300 1,910円
プロテインスキマー 海道達磨 19,800円
ヒーター&サーモ GEX NAVI PACK SH120 3,780円
照明 グラッシーレディオ RX122 リーフ 18,000円
ライトスタンド レディオアーム 4,370円
ウェーブポンプ フォルス(jebao) WMP4000R 12,312円
水温計 ND-X 720円
ライブロック 3,000~5,000円程
底床 コーラルサンド パウダー 5kg 790円

合計すると「64,682円」になります。

カクレクマノミとスターポリプ値段は先ほど紹介したものと比べると4倍もしますが、強力なプロテインスキマーに加え水流ポンプもしっかりしたものを選んでいますので病気になりにくい環境にすることができます。

1つ1つの器具のポテンシャルが高いため後のスペックアップも考えると器具が無駄になりにくい設備になっています。

照明がしっかりしていますのでマメスナやディスクコーラルなど簡単なサンゴは飼育が可能です。

サンゴも飼いたいなら

クーラーが無いためにスマメスナやディスクなど強健なサンゴのみ飼育が可能になっていますが、クーラーを導入することで幅広いサンゴに対応することができます。

以下を追加することで飼育が可能です。

  • ゼンスイ ZC-100α:34,450円
  • エーハイム 1048(ポンプ):8,140円
  • ホース(直径、内12内/外16):1,280円
  • エーハイム 吸水パイプ(直径、内12内/外16用):845円
  • エーハイム オーバーフローパイプ(直径、内12内/外16用):1,320円
  • エーハイム ストレーナー(直径、内12内/外16用):632円

ヒメジャコガイクーラーがやや高くオーバースペックですが、信頼性も考えるとこの辺のモデルがオススメです。
またクーラー単体ではポンプがついていないためポンプ及び接続用のホースも必要になります。

スキマーやポンプが強力なため、環境が落ち着けば小型水槽ながらもミドリイシや難しいハードコーラルも飼育可能な設備になっています。

まとめ

海水魚は簡単に飼育しようと思えば低コストでも始めることができます。

しかし飼育できる魚に制限があったり、病気になりがちになってしまいますのでお金はかかりますがより良い設備方が失敗が少なかったり、海水魚飼育をより楽しむことが可能です。

かかる設備コストの参考になれば幸いです。

個人的には「え・・こんなに使ってんの・・・」と知れてショックでした!!

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コメント
  1. より:

    はじめまして。
    クマノミ、珊瑚、いそぎんちゃくを飼育してみたくてたどり着きました。知りたい情報満載で感謝しています。ありがとうございます!!!

    • 犬水ジュン より:

      ご参考になりましたら幸いです。
      その他の記事もマリンアクアに役立つ記事を作成していますのでご参考下さい。
      正直自分でも何を書いたか分からないようになるぐらいありますので、10月以内には記事一覧の目次、ロードマップでも作ろうと考えています(¬з¬)

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