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レッドシーのオーバーフロー水槽セットを購入してベルリン式水槽を立ち上げてみた!

45cmキューブオーバーフロー水槽

海水水槽と言えばオーバーフローは定番です。

しかし普通の水槽設備とくらべてべらぼうに高い!

思い切ってレッドシーのオーバーフロー水槽セットを購入して立ち上げましたのでそのレポートです。

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きっかけ

ナガウニ45cm水槽でカクレクマノミとサンゴ各種を飼育していましたが、苔取りの一環として入れたウニによりレイアウトは崩壊しました。

うまく隠してたヒーターやコード類も直すたびにウニに崩され、器具類が露呈してしまうと水槽の狭さを感じてしまいます。

そこでオーバーフロー水槽であればサンプにヒーターやスキマーを収納できるのでスッキリできるのでは?と思ったのがきっかけです。

あとは飼ってるカクレクマノミが大きくなってくることを考えると45cmレギュラーでは狭いと思いますので、後々サイズアップはする予定でした。

ベルリン式システムを目指す

45cm海水水槽45cm海水水槽の換水ですが実は半年ぐらい行っていませんでした。
狙って換水しなかったのではなく、「問題起きてないからええか」といったサボりからくるものでした。

興味本位で「硝酸塩どうなっているのだろう?」と測定を行ったところ、これがまさかの「0.1ppm」
ミドリイシだって飼えちゃうくらいです。

収容している魚は5cmぐらいのカクレクマノミが2匹とは言えプロテインスキマーが想像以上に良い仕事をしたということでした。

ちなみにタンクデータは以下になっていました。

  • 水槽サイズ:45cmレギュラー、45×30×30(35リットル)
  • プロテインスキマー:海道達磨
  • フィルター:外部式、Tetra VX-75(濾材は全てパワーハウス ハードタイプです。)
  • 水流:コラリアナノ9001機、ピコ エヴォマグ2機(ディフレクター付き)

どうせ生体多く入れないんだし、いっそのこと外部フィルター取っ払ってベルリン式システムで運用するのが良いのじゃないかと考えました。

ベルリン式システムとは?

オーバーフロー水槽のサンプ水槽ベルリン式システムはフィルターなどの強制濾過を行わず、プロテインスキマーの能力を重視したシステムです。

プロテインスキマーによる有機物の除去を最大限引き出し、除去しきれなかったものをライブロックによる生物濾過にて処理します。

ライブロック表面には好気性濾過バクテリアが棲み、奥には嫌気性バクテリアが棲んでいるためライブロックで硝化(アンモニア→亜硝酸→硝酸)、脱窒(硝酸→窒素)が行えます。

そのためプロテインスキマーで処理されなかった残りはライブロックで処理することが可能です。

つきつめると理論的には換水は必要ありませんが強制濾過に比べ硝化バクテリアが少ないため魚の数や餌を抑える必要があります。

ベルリン式システムは以下の記事でより詳しく説明していますので宜しければご覧ください。

外部フィルターを取っ払う理由

外部式フィルター淡水水槽では目立ちませんが濾過材による強制濾過もデメリットがあります。

汚れが溜まる

濾過装置内部に多少に関わらず淀みが発生しており、淀みがあると汚れが溜まってしまいます。

たまに濾過装置を掃除していましたが泥に近いものが溜まっており良くないなと感じていました。

これらはそのままにしておくと水槽内を汚してしまう他、病原菌の温床になってしまいます。

濾過装置など器具の掃除直後に魚の体調が崩れるのはこのせいです。

海水魚は淡水魚に比べると非常に病気に弱いため好ましくありません。

濾過装置のメンテナンスが必要

汚れが溜まるということはメンテナンスがどうしても必要になります。

目詰まりを起こさないように定期的なウールパッドの交換が必要で、メンテナンスをサボってしまうと目詰まりを起こしてしまい濾過装置内の水流が弱くなります。

これにより濾過装置内の汚れが溜まりやすくなってしまい病気にもなりやすくなってしまいます。

淡水魚は病気に強いため目詰まりさえしなければデメリットに気づきませんが海水魚だと淀みを無くし病原菌が繁茂しないような環境づくりも重要です。

何より海水水槽はメンテナンスがあまり必要ないためよりメンテナンスをしない方向に特化しようと考えました。

強制濾過を行ってしまう

外部式フィルターなどの生物濾過を主体においたフィルターは排泄物を硝酸に換えるのが仕事です。

しかしプロテインスキマーは排泄物を硝酸に変わる前に取り除くため役割が被っているのです

フィルターに吸われた排泄物は硝酸へと変化しますので、逆に言うと硝酸が溜まりやすくなってしまいます

チョイスした機材

Red Seaのロゴベルリン式システムでマリンアクアを構築するにあたって使用した機材は以下の通りです。

オーバーフロー水槽セット

45cmキューブオーバーフロー水槽タイトル通りレッドシーのリーファーナノ(REEFER NANO)です。

サイズは45*45*45でメイン水量は77Lでサンプは28Lなので計105Lです。
現在の45cmレギュラーが35リットル程なので3倍ぐらいに容量が上がります。スゴイ!

選んだ理由

従来45cmレギュラーの水槽で飼育していましたが特に大きさに関しては不満が無かったため45キューブがいいかなぁと思っていました。

オーバーフローを自作する手も考えましたが初めてなのでまずはしっかりした設計のフルセット水槽にすることにしました。
恐らくオーバーフロー水槽では最高峰のモデルだと思います。

蒸発水を自動供給するタンクやスキマーの泡を取り除く機構、オーバーフローの水の落下音を軽減する機構、フランジ付き等、最上位らしい機能が目白押しです。

正直60サイズのリーファー170でも良かったかなぁと思ったものの60*45*45を部屋に運んだ時にこれ以上は運べないと感じたので抑えました。
結局一人で運べなかったので170でも良かったのですがリーファーナノは箱庭感が気にいっているのであまり後悔はしていません。
(それに大きいと一度のメンテナンスが大変・・・)

セッティングについて

特に難しいこともなく説明書通りにやれば特に問題はありませんでした。

強いていえばホースとポンプをつなぐ時の硬さ・・・。

キャビネットはIKEAなどでよくあるタイプの組み立て方式でネジ要らずでした。

これよりひとまわり大きい60cmサイズはリーファー170になります。
こっちでも良かったですね。

ポンプ

シンクラサイレントのパッケージシンクラサイレント2.0です。

クーラーが高い位置にあるのでリーファーナノの説明書にある適合ポンプより少し容量が大きいシンクラサイレント2.0をチョイスしました。

メーカーについてこだわりはありませんでしたので、同じレッドシー系列ですしショップのススメもあったのでシンクラサイレントです。

というかオーバーフロー水槽のセットに含まれてるべきでは・・・?

設置後不満はありませんでしたが、クーラーが高い位置にあるせいか呼び水時にちょっと苦労する程度ですね。

クーラー

水槽用クーラーゼンスイのZC-100αです。

現在使っているゼンスイのZC-100αを引き続き使うことにしました。
容量ギリギリですが対応しきれなかった場合は夏にまた考えることにします。

オーバーフロー水槽とサンプを繋ぐポンプと直列に接続して使用しています。

スキマー

プロテインスキマーカミハタの海道達磨です。
これも現在使っている海道達磨を引き続き使用します。

ベルチェ式のプロテインスキマーとしては珍しい外掛けタイプのものです。

達磨は外掛けユニットから外して使用ができるのでサンプにも収容できるような作りになっています。

クーラーといいオーバースペックは水槽をスペックアップする時に心強いですね。

照明

フスペクトルLEDライトボルクスのフルスペクトルLEDのRS122 リーフブルー、RS122 リーフホワイトの系2台(22W×2台で44W)です。

旧水槽で使っていたものをそのまま使用していますがこのクラスの水槽ではパワー不足です。

サンゴは少しずつ増やしていくため将来的には照明をスペックアップする予定です。

水流ポンプ

45cmキューブオーバーフロー水槽フォルス(Force Jebao)のWMP-4000Rとコラリアナノ900です。

コラリアナノ900

旧水槽から引き継いで使用しています。

水槽の外周を囲むような水流を発生させて淀みが無いように工夫して設置しています。

フォルス WMP-4000R

ウェーブポンプWMP4000のコントローラコントローラー付きのウェーブポンプです。新規購入しました。

WMP-4000Rは全体的な水流となるよう使用しています。

1万もしますが水流コントローラがついているので非常に使い勝手が良いです。

今まではコラリアナノ1台、ピコエボマグ(ディフレクター付き)2台を使用していましたが
これ1台で太く強力でランダムな波が作れます。

特にピコエボマグにつけているディフレクターがしょっちゅう外れるのでストレスでしたがコントローラーによりランダムな水流になるのでかなり感触は良いです。
正直あれこれポンプを組み合わせるよりこれ1台がオススメです。

モードは海のランダムな海流を再現した「E」で使用しています。

ヒーター

GEXのSH220です。

適当に水量に合うヒーターを購入してクーラーのZC-100αに接続しています。

底床

パウダータイプのサンゴ砂サンゴ砂のパウダータイプ(超細目)をチョイスしました。

今思うと濾過能力の高そうなアラゴナイトサンドとかにすれば良かったかもとは思いますが正直何でもよいと思います。

暑さは薄いところで2cm、厚いところで4cmくらいです。

騒音について

オーバーフロー水槽の配管模様初めてのオーバーフローですがやはり音はするなぁという感想です。

オーバーフロー水槽はメイン水槽から溢れた水がサンプ水槽に流れるために、落下音がどうしても発生してしまいます。

サンプに落ちる水の落下音は水槽台の蓋とリーファーナノの落下音を小さくする機構からか気にならないレベルですが、メイン水槽のスリットからサンプへの落下音が鳴ります。

寝室で使っていますが私は慣れる、寝れるレベルでした。

もともと海道達磨を寝室に置いてたのでそれより少し大きいくらいで慣れてしまえば普通に寝れます。
(場所も枕元から足元へ移動したのもありますが)

が、人によってはうるさいでしょうね。

正直JabeoのポンプコントローラーのLEDが明るいため、就寝時はそちらの方が気になっています。

立ち上げ

立ち上げ中の45cmキューブ水槽すぐには生体を入れれませんので、まずは水槽の立ち上げです。

ライブロックの導入

しばらく空回しして機材に問題が無いようでしたので、人工海水を入れてライブロックを導入しました。

配置で気を使ったポイントは以下です。

  • ゴミが溜まらないようにある程度余裕を持って配置
  • サンゴを置くスペースを考える
  • 圧迫感が出ないように前側は極力空ける。

水槽の周囲を水が流れるようにポンプを設置したので壁際のスペースを空けるようにレイアウトをしました。

立ち上が完了まで

立ち上げ8日目の亜硝酸濃度ライブロック導入後はライブロックからゴミが出るためアンモニアが発生し、それらを処理するバクテリアが繁茂するまで待つ必要があります

アンモニアと亜硝酸が検出されなくなればバクテリアが繁茂したことになります。

検出されなくなるまでは私の環境では18日かかりました。

以下の記事にて立ち上げまでの水質をレポートしていますので宜しければご覧ください。

大換水

ライブロックから出たゴミにより硝酸が多く蓄積されていますので、亜硝酸が検出されなくなったら大換水を行って硝酸濃度を下げます

量は7/10くらいです。

大換水後、数日経ってから再度アンモニア、亜硝酸、硝酸を測定して問題がないことを確認しました。

ちなみにこのタイミングでの硝酸濃度は5ppmでした。

ミドリイシは飼育できないものの多くのハードコーラルが飼育可能なレベルです。

その後の運用

立ち上げが終わった水槽のその後の経過です。

一週間後

立ち上げ後、一週間後の水槽旧水槽から少しずつサンゴを追加しています。

また茶ゴケが酷くなってきたのでスマイリーブレニー(イシガキカエルウオ)を導入しています。

マガキガイもいれていましたがサンゴの台座が安定していない箇所があり、崩れたことがあったため退避しました。

1ヶ月目

立ち上げ後、1ヵ月後の水槽様々なサンゴを追加しました。

ナガレハナサンゴなどの難しい部類のハードコーラルも導入して維持できていますが、中にはショップで状態が良くなったのかうまくいかなかったサンゴもちらほらありました。

環境に馴染めないサンゴにはストレスを与えてはいけませんね・・・。
最初なのでレイアウトを色々いじってしまいましたが、サンゴを弱らせてつくづく思いだします・・・。

2ヶ月目

立ち上げ後、2ヵ月後の水槽大きくは変わっていません。

環境に馴染めなかったサンゴが溶けて、いくつかのサンゴが増えています。

チヂミトサカなどのトサカ類が伸びたため切って増やしているためボリュームは控えめになりました。

3ヵ月目

立ち上げ後、3ヵ月後の水槽スマイリーブレニーが行方不明になり、且つ水槽からパチンパチンと音がしたのでシャコが棲みついてるらしいと判明。
そういえば音鳴ってたなぁと後悔しました。

トラップを一週間ぐらい試してみましたが取れる気配ゼロでしたので、怪しいライブロックをデスロックにして対応しました。

結果レイアウトが壊れてしまい、半リセット。

更に砂を巻き上げたことによりタフなサンゴ以外溶けてしまいました・・・。

レイアウトはこちらの方が好みなので結果良しとしていますが、ショック。

4ヵ月目

立ち上げ後、4ヵ月後の水槽半リセット後、サンゴが環境に馴染んできたという所です。

立ち上げ後も定期的に硝酸塩を測っていましたがずっと5ppm前後だったのでこれ以上は手を加えないと下がらないと諦めたので本格的に魚を追加していっています。

今入れている魚は以下の通りです。

  • テールスポットブレニー
  • カクレクマノミ2匹
  • ブラックオセラリス
  • クダゴンベ
  • キイロサンゴハゼ
  • ハタタテハゼ2匹

キイロサンゴハゼがこまめな給餌が必要なため硝酸塩濃度が右肩上がり気味(10ppm)です・・。

下がればミドリイシ系にチャレンジしようと思っていましたがダメそうです。

照明を追加

底にある緑のマメスナの色が落ちてきたためやっぱ22W×2個では心細いかなぁと。

上部に置いてあるナグラトサカも旧水槽の時の方が綺麗な枝ぶりだったので同じボルクスのRX122リーフを追加しています。

少し赤いというか発色の良いライトで赤やピンクなどの色が際立つようになり鑑賞面でも気にいっています。

計66Wになりました。

5ヵ月目

立ち上げ5ヶ月目の水槽やはりオーバーフロー水槽へ循環させないとプロテインスキマーの能力を発揮できないだろうと判断して、オーバーフロー水槽の循環ポンプを別途購入し独立させました。

メーカー推奨の回転数になりました。

それにより汚れはプロテインスキマーへ到達するようになったのですが、ポンプ強化により砂が待って砂が舞ってポリプにのることがあり、トランペットコーラルやミズタマサンゴがダメージを受けているようです。

なんとなくパウダータイプの底床にしましたが完全に失敗しています。

ダメージをうけやすいLPSをあきらめるか、サンゴ砂そのものを取り換えてしまうか・・・ぅーん、というとこころです。

あとは海藻がかなり生えてきました

海藻は硝酸塩を吸収するためあえて放置していますがちょっと収集がつかなくなってきている感じがしています。

オーバーフロー水槽の循環ポンプを強化したことと海藻が繁茂していることで硝酸塩は5ppmまで下がりました。

やはりポンプは重要ですね。

課題

サンゴ砂どうしよう・・・。

6ヶ月目

立ち上げ6ヶ月目の水槽砂を全とっかえしました。

砂を吸い出しパウダータイプから細目のものへ、さらにレイアウトも変更しました。

砂が舞わなくなり、レイアウトもこっちのほうが気に入ってるので結果的にとても満足です。
やはりサンゴとパウダー砂は相性が良くありませんね。

嬉しいことに硝酸塩が5ppmを切ってきたのでSPSサンゴを試験的に導入しています。

ウスコモンサンゴ、ウスエダミドリイシが入っていますがうまくいくか楽しみです。

あとは前々から入れたかったロイヤルグラマを導入し、海水魚も増えました。

ショップで気になる海水魚がちらほらいるのでまだまだ増やしたいと思っています。

課題

SPSサンゴの成長と、海水魚を増やしたいと思っています。

海水魚を増やすと硝酸塩が増えるのでバイオペレットかリフジウムを検討したいと思います。

7ヶ月目

立ち上げ7ヶ月目の水槽硝酸塩を下げるためリフジウムを設置しました

さらにウスエダミドリイシが特に問題なく維持できているためストロベリーショートケーキやツツハナガサミドリイシ、トゲサンゴを追加しました。

リフジウムの気になる効果ですが硝酸塩は0まで下がってしまいました

魚もスプリンガーズダムセルのペアを追加しているものの、完全に下がりすぎなのでプロテインスキマーを弱めて対応しています。

魚の数でいえば9匹も入っているのですが、ポンプ独立により元々オーバースペック気味なプロテインスキマーの能力を引き出したことととリフジウムの相乗効果が素晴らしいです。

どんどん増やしますよー。

反面ハタタテハゼが縄張りに負けて完全に出てこなくなり行方不明になりました・・・。
おそらく餌を食べれなくなり衰弱死したと思います。

ハタタテハゼは温和なんですが混泳難易度は意外と高いですね。

結構前から黒いカクレクマノミ(ブラックオセラリス)が他の魚を追い回すことが目立ってきたためこちらも懸念材料です。

20日後のリフジウム設置したリフジウムです
フラグミドリイシがセットされたライブロックSPSもだいぶ増えてきました
楽しみです

課題

海水魚を増やしたいと思っていますが、ブラックオセラリスが威張っているのでどうしようかなというところです。
場合によっては隔離しますが、そうするとカクレクマノミが威張るようになるだけでは・・・?とも思っています。

水槽サイズが大きいと縄張り分けれるんですが45cmじゃ無理ですね。

あとはトランペットコーラルのポリプが貧弱なままなので、白系の照明をあててみるかサンゴ用の添加剤を与えてみようと考えています。

そのほかリフジウムのベースにミラクルマッドを使用しているのですが、ケイ素が供給されるようで茶苔が増えています。

スマイリーブレニーの手を借りたいところですが、すでにテールポットブレニーがいるので、ぅーんという感じです。

スマイリーブレニーはブレニーの中では縄張りに緩い方だときいたことがあるので試してみても良いかもしれません。

まだまだレイアウトは完成していませんので、随時追記していきます!

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