海水水槽で湧くヨコエビについて。水槽への被害、メリットや増やし方!

ガラス面に生えたコケをよーく見ると小さな虫のようなものが動いていることがあります。

それはヨコエビと言って小さな甲殻類の仲間です。

ヨコエビについて、水槽への被害やエサとして増やす方法など、ヨコエビに関するあれこれを解説していきます。

目次




ヨコエビとは!?

ガラス面にいるヨコエビヨコエビとは微細な甲殻類の仲間で水槽内でも知らず知らずのうちに繁茂することがある生物です。

主に水槽内に生えた藻や海藻を食べているようでガラス面にうっすらついた藻をよーく見ると一見ゴミとも見えるような小さなヨコエビが確認できることがあります

大きいもので5mmmぐらいですが水槽内で良く見るのは1~2mm程度のサイズです。

特にヨコエビの外敵がいない水槽初期では増えやすく、立ち上げが完了しコケが生え始めた水槽のガラス面にはびっしり増えることがあります。

大きなヨコエビと爪楊枝爪楊枝とヨコエビ
大きなヨコエビと爪楊枝大きなヨコエビだがこんなにも小さい

ヨコエビはどこから来るの?

パッケージされたウミブドウライブロック海藻サンゴについていたライブロックなどからヨコエビが水槽内に持ち込まれます。

特に持ち込まれやすいのは海藻そのものを購入した場合で、ほぼ間違いなくついてきます。

ヨコエビを繁茂させようとする場合は海藻を買ってくると良いでしょう。

ヨコエビは害虫?

チヂミトサカとキイロハギヨコエビは人によっては見た目が気持ち悪いというだけで害はありません

植物食が強いのですが硬い海藻は食べることができないため海藻を食害することもありません。
主にうっすら生えた藻を食べているようです。

むしろヨコエビが繁茂しているということは適度に魚がオヤツ感覚でついばむことができるため、最も手頃な自然食になるというメリットがあります。

魚を入れていると表に出てくるようなやつと大きいものから食べられていくのでヨコエビが見た目を害するようなことには無くなります。

立ち上げ当初、藻が生え始めるようになってから魚を本格的に飼い始めるまでがヨコエビの全盛期で、それ以外は目にすることは無くなりますので気にすることはありません。

リフジウム水槽壁面に藻がついた水槽
リフジウムの壁面についたヨコエビのピックアップよく見るとこんなにいる
が、魚を入れると食われる

完全な駆除は不可能

繁茂した海藻ですが魚からうまく隠れて生活しているようでよーく見るとヨコエビが動いているのを目にすることもあり、完全駆除は不可能だと思います。

特に海藻部分は魚からのシェルターかつ良い食事場になるようで居なくなったかな?と思っても海藻の生えた部分をよーく見ると割と見つかります。

藻類が繁茂して困っているような水槽だと目には見なくともヨコエビがわんさかいることになります。

餌としてのヨコエビ

マンダリンフィッシュマンダリンフィッシュ

先述したようにヨコエビは海水魚の生きたエサとなるメリットがあります。

特にマンダリンフィッシュスポッテッドマンダリンなどのニシキテグリの仲間は定期的に小さな微生物を食べる食性を持っており餌やりに手がかかる海水魚で、痩せさせてしまうことも少なくありません。

水槽内でヨコエビを多く繁茂させることにより自然に近い形で食べさせることができるため、痩せてしまうことを防止したり、より健康的に飼育することができ飼育がしやすくなります。

特にエサを1日1回しか与えられないような場合には餓死のリスクが減らせるため飼育難易度はかなり落ちるでしょう。

その他小さなハゼ類やタツノオトシゴなどのシーホース系の海水魚などにもヨコエビは良いエサとなります。

このような海水魚が難しいと言われているのは給餌が大部分をしめていますが、ヨコエビが繁茂している環境であれば簡単に飼うことができます。

タツノオトシゴ小さなタツノオトシゴには最適

ヨコエビの増やし方

簡易オーバーフロー、スレンダー450を利用したリフジウム餌として与えるようにヨコエビを増やそうとした場合は、リフジウムを用いるのが最適です。

リフジウムとは「本水槽と接続された隔離水槽のひとつであり、海藻が繁茂した隔離水槽」のことです。

本水槽でヨコエビを多く繁茂させようとすると美観に影響がありますが、リフジウムを使用することにより美観を損ねずに増やすことができます。

リフジウムに用いる海藻はウミブドウジュズモなどの増やしやすい海藻がオススメです。

関連リフジウムとは!?メリットとオススメの海藻、作り方について!

リフジウムに使う設備は簡単なものでも良い

スドーのサテライトリフジウムというと水槽を加工したり別途水槽を用意したりと大掛かりなものを想像してしまうかもしれませんが、簡単なものでも大丈夫です。

照明を取り付けたオーバーフローのサンプ水槽に産卵ネットで作ったものや、スドーのサテライトのような隔離ケースはとても簡単にリフジウムを設置することができます。

照明については24時間照射した方が植物プランクトンが増えるスピードは早くなり、ヨコエビも多く増やすことができますが、メイン水槽の照明が十分あたるならそれはそれで良いと思います。

おわりに、所感

大きなヨコエビ新しく水槽を立ち上げるたびにどっかから湧いてきます。それがヨコエビ。

特に立ち上がりが終了して藻が繁茂してくるとヨコエビも繁茂して、ガラス面にワサワサいるタイミングがあるんですが、魚入れると少しずつ見えなくなっていきます。

普通の海水魚では意識的にヨコエビを増やす必要はありませんが、タツノオトシゴやマンダリンフィッシュなどを飼育しているとヨコエビ繁茂のために海藻エリアを作ってやると飼育難易度を落とすことができます。

水槽で泳ぐタツノオトシゴ

あとウミケムシ防止になると言われることもありますが個人的には難しいのではと。

ウミケムシは砂中で活動しているので生活層が異なっており全く影響しないのではと思います(¬з¬)

関連サテライトでリフジウムを作ってみた!メリットやオススメの海藻など!

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