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アクアリウムで用いる水のパラメータについて知ろう!

アクリウムを入門した時にまず知らなければならないのが水質についてです。

現地の環境・生活を再現することが生き物飼育の基本ですが、水に棲む生き物はどれだけ生息域の水を再現できるかが飼育の基礎になります。

熱帯魚飼育における水の尺度を表す代表的なパラメータをまとめました。

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水温

デジタル式水温計

最近ではデジタル式のも

熱帯魚は熱帯域に生息しているため冬の季節がありません。日本では冬になると気温が10度を下回りますが、熱帯域の気温は20度を下回ることがありません。そのため冬になると水中ヒーターを用いて生息域である23度~27度程度にする必要があります。

勿論熱帯魚とはいえ様々な場所に生息していますのでやや低い温度を好む魚もいえば、高水温でも平気であったりと様々です。生息域の水温は知っておきたいですね。

金魚やメダカは日本が生息域のため加温する必要は特にありません。
※ただし海外のメダカの場合は生息域に合わせる必要があります。

夏場や冬場に急激に温度が変化してないか水温計で毎日チェックしたいところです。

PH(ペーハー)

PH測定キット

測定キットは是非欲しいグッズです

PHとは水に溶ける水素イオンの濃度です。
数値「7」を中性、それ未満を酸性、7より高ければアルカリ性と表現します。

アクアリウムでは弱酸性、中性、弱アルカリ性と表現されます。(数値的には5~9)

場所にもよりますがアマゾン川は弱酸性の水質が多く、そこに生息するネオンテトラやエンゼルフィッシュはおおよそ弱酸性寄りの水質を好みます。半面マラウイ湖などに生息するアフリカンシクリッド類は弱アルカリ性の水質を好み、弱酸性の水質では飼育できません。

日本の水道水は中性の場合が多いですが、地域や浄水器によって弱アルカリ性や弱酸性の水道水になっているところもあります。一度水道水をチェックすることをオススメします。

気難しい種類でなければ弱酸性寄りか弱アルカリ性寄りかを把握しておけば特に問題はありません。別の種類の魚を入れる場合はPHが似たようなものを合わせると良いでしょう。

また一般的に水が汚れれば汚れるほど酸性方向に傾いていきますので、魚種によっては酸性に傾き過ぎないところで換水するのもひとつの目安となります。

グリーンネオン

テトラの仲間は弱酸性を好みます

例えばグッピーは弱アルカリ性の水を好みますが、弱酸性寄りのネオンテトラと一緒に飼育する場合、PHは中性付近を維持することが理想です。換水のスパンが短い場合は良いですが、あまりに長いと酸性に傾きグッピーに不適切な水質となってしまい寿命を縮めてしまいます。

検査キットは簡単なもので1,2000円程度で購入可能なので水替えや水槽のリセット時に測定して、飼育への理解を深めましょう。

次はできるだけ無い方がいい有害物質のパロメータを説明いたします。

アフリカンシクリッド

湖産アフリカンシクリッドは弱アルカリ性を好みます

アンモニア・亜硝酸

魚の排泄物により発生してしまう有害物質がアンモニアです。濾過バクテリアによりアンモニアをより毒素の低いものにしたのが亜硝酸です。さらに濾過バクテリアで亜硝酸は更に毒素の少ない硝酸に変化します。

濾過バクテリアとアンモニア・亜硝酸についてはコチラの記事をご覧ください。
→「ゴミを取るだけでは無い!濾過の仕組み!

魚の数が過密では無く濾過バクテリアが機能していればこれらはほぼ0になります。ほぼ0でない場合は濾過バクテリアが機能していないということになり飼育環境の見直しが必要です。

新しく立ち上げた水槽の場合、濾過装置には濾過バクテリアがいませんので、濾過バクテリアが住み着くまでは飼育する魚の数を1,2匹に抑える必要があります。(濾過バクテリアが住み着くまでは1,2週間ぐらいだと言われています)

簡単な検査キット

検査キットで水質を把握しましょう

硝酸

排泄物は濾過バクテリアによって最終的には「硝酸」になりますが、こちらも毒性を持っています。アンモニアや亜硝酸と比べると低い毒性ですが飼育していればどんどん溜まる一方です。

硝酸は水替えにより吐き出す以外での対処がほぼありません。

そのため硝酸の溜まり具合が水替えの頻度と直結します。

おおよそ1~3週間ぐらいの換水頻度と言われますが、少ない匹数の場合は硝酸の溜まるスピードもゆるやかなため1か月に一度の換水でも対応可能です。逆に多めの場合は硝酸の溜まるスピードも早まりますのでより多くの頻度で換水する必要があるということです。

頭の片隅に置いてほしいパラメータ

そのほかにも様々な水質には様々なパラメータがありますが、まず第一段階として先述した要素を押さえておけばおおよそはカバー可能です。

一部の難しい魚やより良い飼育を目指そうとする場合に抑えておきたい、そのほかの水質要素をご紹介します。

硬度

水に溶けるカルシウム成分の濃度を表します。

硬度が低ければ軟水、硬度が高ければ硬水と表現し、これまた生息域の水質を表すパロメータです。

基本的にはPHが下がれば軟水方向に、PHが上がれば硬水方向に傾きます。基本的に弱酸性の魚であれば軟水を要求し、逆に弱アルカリ性の水質を好む魚であれば硬水を好みますので、始めのうちは頭の片隅にでも置いておけば大丈夫です。

飼育や繁殖が難しい魚種にチャレンジする場合にこちらもカバーするようにしましょう。
※チョコレートグラミーなど強い軟水以外だと調子を崩す魚もいます。

溶存酸素量

エアーレーション

エアーレーションをすれば溶存酸素量を増やせます。

水に溶けている酸素の量を表します。

水の流れのある川などは段差や滝などを経由することにより酸素が多く取り込まれています。

そこに生息する魚種は溶存酸素量が多い環境を好みますので、ブクブクやディフューザーなどでエアーレーションを行うと調子が良くなります。

こちらは図鑑や飼育書籍などではあまり取り上げられていませんが飼育環境は出来る限り近づけたいところです。

タイガープレコ

プレコ類は溶存酸素量が多い方を好みます

まとめ

生き物を飼育するポイントは生息環境の再現をすることに尽きます。

動物園などでは様々な動物たちをそれぞれの環境を再現するために、温度を生息域に合わせたり、巣穴を模したり洞窟を模したりなど生息域を再現するために様々な工夫がされています。

水の生物に関しては水質というパロメーターを指標にして生息域の水の再現を行うのがまず第一歩です。

勿論100%はほぼ不可能ですので魚が生きることが可能なライン、できれば快適に過ごせるように努めることがより良い飼育になります。

まとめますと

  • 生息域の水質を知ること
  • 生息域にあった水質(PH、水温)を再現するように努めること
  • アンモニア・亜硝酸がほぼ0でない場合は水質環境を見直すべきこと
  • 硝酸が増えてきたら水替えを行って硝酸の濃度を減らすこと

以上となります。

より良い飼育を目指しましょう

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