「グラステラリウム ナノキューブ」レビュー!使い勝手など!

両生類・爬虫類・虫用ケージ「グラステラリウム ナノキューブ」のレビュー。
通気性やメンテナンス性、作りや水張り、使い勝手についてレビューしていきます。
※エキゾテラはGEXのエキゾチックペット用品のブランドみたいです。
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製品の概要
まずは製品の概要から。
GEXより発売の「グラステラリウム」シリーズは、エキゾチックペットをターゲットにした飼育ケージです。
シリーズの主な特徴としては以下の通り。
- ガラス製
- メッシュのフタ付き
- ケージ全面がフルオープン
- 水張り可能
傷がつきにくく透明度の高いガラスケージでありながら、エサやりやフン掃除などがしやすいドアが付き。
またドア付きながら水を張れる部分が確保されているのでアクアテラリウムにも使うことができます。


今回レビューするのは一番小さい「ナノキューブ」モデルですが、主な仕様は共通です。
※3030モデルもレビューアルヨ!!
関連グラステラリウム3030レビュー!定番多機能の生体ケージ!
ただモデルによって水を張れる深さが違っていたり、2面扉(コナンのCM開けみたいな)になっていたりと、大きさに微妙に違うので細かい部分は異なるようです。
あとエキゾテラはGEXが作るエキゾチックペット用品のブランド名みたいですね。ずっと海外製だと勘違いしてました・・・。
外部リンク:GEX「グラステラリウム ナノキューブ」
パッケージ
パッケージはこんな感じ。
買った時はこれに透明なビニールフィルムが覆われていましたが、写真のは外したものになります。
ケージの様子
ケージ全体はこんな感じ。
パッと見は扉下の黒い部品が大きいので、ちょっと鑑賞性は落ちるように感じます。
表記サイズは幅21.5×奥行21.5×高さ22.7cmですが、ガラス水槽部分は20cmキューブですね。


ガラス部分が少し底上げされているので、下にパネルヒーターやコード類などが置きやすく作られています。
開閉扉
まずは気になる扉部分から。
中央にロック部分があり、ロック状態だと扉が開かないようになっています。
ロックを反時計周りに回すとロックが解除され、扉を開くことができます。


扉は目一杯まで開けると180度まで開きます。
また扉には鍵をつけれる穴が空いており、ここに鍵(ワイヤーロック)を設置できるようになっています。(別売り)
お子さんなどのイタズラを防止する用として使えますね。


フタ
しっかりしたフタも付属しており金属メッシュ仕様。
メッシュの穴サイズも結構小さくコオロギのSサイズぐらいなら逃げません。
ピンヘッドサイズは逃げそうですが、ショウジョウバエの大きいヤツなら逃げ無さそうですね。
ただここが小さくても扉部分の横が1~2mmぐらい空いてるのでそこが一番脱走しそうなポイント。
フタは左右のロックでガッチリ止めれていますが、ロックを解除することで簡単に取り外せます。


またフタ背面にはコード類を通すための穴も確保されており、使わない場合はスライドして閉じることも可能です。


デコレーションウォール
最初から岩を模したデコレーションウォールがセットされており、下部にはコード用の隙間が。
発泡スチロール製の簡素なモノですが、カッターでカットすればアクアテラリウム用のセパレータとしても使えそうな気がします。
また取り外すことも可能なので好みやレイアウトに応じて使えるのも嬉しいポイント。


水張り
ナノキューブは水張りできる深さは少なく、底から3~4cmぐらいしかありません。
(これはナノキューブ ハイも同じです。持ってます)
3cmぐらいは確実に入れれるのですがそれ以上は黒い部品と接合するので、ぅーん、といったところ。
砂利を入れることを考えると滅茶苦茶少ないので、アクアテラリウムには正直不向きです。
ただしここまで小さいのは「ナノ」だけで、グラステラリウム 300などサイズが大きくなればそこそこ深くなります。
成熟したイモリなど水を多めに張る生体であればそのようなサイズの方が良いでしょう。
ハエと隙間
トリニドショウジョウバエで色々試してみたんですが、フロントの通気口とか、上部のメッシュ部分は隙間が小さく逃げません。


ただし開閉扉のガラスとプラの接合部に隙間があり、この隙間から逃げます。


無加工ではハエ系エサは使えないものの、前面扉の隙間さえプラ棒やスポンジなどで塞いでしまえば使えそうであります。
試したのはトリニドショウジョウバエなので、より小さいキイロショウジョウバエだったらところどころ怪しいかもしれません。
あと同グラステラリウムでも今回はナノなんですけど、30サイズはフロントの通気口が若干ながら大きいので要注意。
ナノキューブ”ハイ”との違い
「ナノキューブ ハイ」も持ってますが「ナノキューブ」との違いは高さだけのようでした。
実際の使用感
主に使っているのはテラリウムですが、やっぱりしっかりしているケージは使いやすいですね。
何よりもメンテナンスが楽の一言。
テラリウムだと1日に何度も霧吹きを行ったりするのですが、プラケースとかだと「取り出して」、「蓋開けて」、「作業して」、「蓋閉めて」、「しまって」とかやらないといけないので非常に手間。
このケージであればフタ開けてサッと与えることができるので滅茶苦茶楽です。


ガラス製はやっぱり綺麗
あとはやっぱりガラス製のケージなので鑑賞性が高いのもポイント。
プラやアクリルで出来ているケージだと最初は綺麗なんですが傷が付きやすく、使っていると白っぽくなって中がぼやけて見えるようになりがち。
ガラス製は傷が付きにくいので半永久的に綺麗なケージを楽しめます。
せっかくペットを飼っているのですからよーく見えるケージが楽しいですよね。
あと扉下の黒い部品が結構大きいのがやや気になるポイントですが、テラリウムなど底床材を多く使う場合はあんまり気になりませんでした。
ただレオパなどシンプルデコレーションなら結構気になりそうな感じはしますね。
通気性はバツグン

本体上部がメッシュであることと本体前面に通気口があるのでしっかり空気が通り、通気性はバツグン。
この構造はとても良く、パネルヒーターや照明などを設置している場合、内部の空気が温まりそれによって空気が循環するんです。
暖かい空気は上に上昇するので、それにより手前から空気が引きつられて入ってくるので、自動的に換気されるような作りになっています。


ガラスケージは蒸れやすいというデメリットがありますが、このケージはそんなことはなく使い方によってはカラカラ寄りにもなるくらいで、乾燥を好む生き物にも使いやすいと思います。
苔テラリウムで使うと1時間おきに霧吹きしないと苔が乾いちゃうほどなので、僕はメッシュの上に透明プラ板を乗せて通気性を下げてつかっていたりします。
総評
「エキゾテラ(GEX) グラステラリウム」はコード穴が用意されていたり、フタ付きでしかもメッシュ部が細かったりと細かいトコロが行き届いたケージだと感じました。
一番良いところは扉が開くのはかなりメンテナンスが楽なこと!
フタのあるプラケースだとエサやり時に、ケースを取り出して→フタを開け→ケースを戻す、というのが必要ですがこのケージだと扉開けてパッとエサやりができるので非常に楽です。
使っているのは主にテラリウムなんですが、1日に複数回霧吹きをするので助かっています。
飼育ケージが増えてくるとこういったメンテナンスのしやすさで疲労度がかなり変わってきます。
なので生体が多く増えるにつれてこういうケージがオススメであり、ことテラリウムにはかなり良いんじゃないかなぁと思います。
あと生体のことを考えても「上から来る」っていうのは鳥とか獣から食われる恐怖対象でもあり、ビビらせてしまいがち。
扉が開くケージだと横からエサやりができ、イキモノの精神的にも落ち着きやすいですね。
普通のプラケと比べると高いんですが、かなりオススメのケージですし、管理が楽になりそうなら是非是非。
あとナノキューブ(とナノキューブハイ)は水を張れる部分が少なく作られていますが、大きいモデルだとグッと水を張れるようになるのでアクアテラリウムに使うなら大きいモデルの方が良いかなぁと思います。
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