水替えに必要な道具とやり方

水槽の水替えに使用する道具類とその方法をまとめました。

初心者が陥りやすい失敗ポイントも盛り込んでいますので是非ご参考下さい。

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水替えに必要な道具

バケツ

バケツ

お勧めは12L以上で内側に1Lごとの目盛りがついているものです。

口述するカルキ抜きは希釈が10L単位になっていることが多いので、10L+αの容量が便利です。10Lのもので構いませんが運ぶときに多少揺れることを考えると少し多めの容量のものをお勧めします。

女性の方は10Lが重いと感じると思いますので、自分に合った水量のものを選んでください。

水替え用ホース

水換えホース

ご家庭用のホースでも代用可能ですが、アクアリウム用のものを用意するのがお勧めです。

吸引ポンプが付いておりポンプを握ることにより簡単に排水が可能です。ものによっては砂利の中を掃除できるタイプもあります。

カルキ抜き

カルキ抜き

水道水にはカルキが含まれておりますがこれが魚にとっては強い毒です。カルキ抜きをせずに水替えを行うと死亡してしまう程です。

カルキ抜きを使って水道水からカルキを除去する必要があります。

瞬時に処理できる液体タイプのものがオススメです。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジ

水槽のガラス面を掃除するのに使用します。

ガラス面を傷つけず綺麗にコケを取ることが可能です。アクアリウム用のもので無くても問題ありません。但し中には洗剤が入っているものもありますので、特別な加工をしていないものを用意してください。

※洗剤は魚にとって強力な毒であるためくれぐれも器具などの掃除に洗剤を使わないでください。

水温計

デジタル式水温計

入れ替える水は水温をできるだけ同じにする必要があります。

新しい水と水槽内の水とで温度差がある場合は魚にショックを与えてしまいます温度合わせをせずにそのまま換水してしまうと死んでしまう程です。特にヒーターを使用している冬場が最も危険な時期で、水道水と水槽内の温度差が非常に高くなっています。

デジタル式のものが分かりやすく計測も早いためオススメです。

水替えの手順

1.濾過装置の電源を切る

水位が下がってしまうと濾過装置が空まわしになってしまう場合は濾過装置の電源を切ります。

給水部が水槽の下部にあって空回しとならない場合は電源を入れたままでも構いません。

2.ガラス面の掃除をする

壁面の掃除

メラミンスポンジでガラス面の掃除を行います。

掃除している面のサイドから汚れをチェックして落としていきます。磨き残しが気にならない場合は軽くでも大丈夫です。

3.水を抜く

砂利の掃除

水替えホースとバケツを使って排水を行います。先述した2の作業と同時並行でも構いません。

必ず排水する量は水槽内の1/3~1/4程に抑えてください。一度に大量の水を変えてしまうと魚がショックを起こしてしまいます。

排水中、砂利面やフンがたまっている場所にホースをあててゴミ・フンなどを吐き出しましょう。

4.バケツに温度を合わせた水道水を貯める

水道水からバケツに水を貯めます。

この時、バケツに貯める水と水槽内の水温を出来る限り同じ(±1,2度以内)にするのがポイントです。水温計と給湯器などを用いて温度を合わせましょう。

慣れてくると手で相対温度が分かるようになってきます。

5.カルキ抜きを行う

温度合わせが終わりましたらカルキ抜きを用いてカルキを除去します。

バケツに規定量の溶液を混ぜて、手で軽く混ぜれば完了です。

水が入ったバケツバケツの目盛りと使用量より希釈量を計算します

6.給水する

魚に直接あたらないように処理した水を注いでいきます。

レイアウトを崩したく無い場合は手で受け止めるようにすると良いです。

重いと感じる場合は一度に給水する量を減らしましょう。

4~6の繰り返し

水替え前の水量になるまで繰り返します。

以上が水替えの手順です。

まとめ

換水時の注意点を以下にまとめます。

  • 一度に換水する量は1/3~1/4
  • 水道水はカルキ抜きを行うこと
  • 新しい水は温度を合わせること

上記を守らないと、良かれと思った換水により魚にダメージを与えてしまい、病気あるいは死に至らしめることもありますので必ず守ってください。水替え後の死亡は間違いなくショック死です。

換水は水槽内の毒を吐き出す重要な作業ですが、手を抜いてしまうと魚にダメージを与えてしまうことを覚えておいて下さい。

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